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孫文 近代化の岐路 岩波新書1613
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2016/07/01 |
| JAN | 9784004316138 |
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孫文
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
民主と独裁という相反する理念を追求した革命家の生涯を描く本書は、孫文の人物像を深く掘り下げています。辛亥革命の立役者として知られる彼の、壮大な理想主義と手段を選ばない現実主義が浮き彫りになり、これまで抱いていた「仁徳者」といったイメージが一新されることでしょう。特に、彼の人生を通じて展開される「収」と「放」の力のせめぎ合いは、中国近代史を理解する上での重要な視点を提供します。また、孫文と日本との関係の深さも新たな発見として興味を引きます。全体を通じて、彼の複雑な人間性と歴史的影響力が鮮明に描かれており、読者は彼の真の姿に迫ることができるでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
著者、深町英夫さんは、本書によると、次のような方です。 ---引用開始 1966年東京生まれ。京都大学文学部哲学科美学専攻卒業、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了(学術博士)。現在、中央大学経済学部教授。専攻ー中国近代史。 ---引用開始 で、本書の内容...
著者、深町英夫さんは、本書によると、次のような方です。 ---引用開始 1966年東京生まれ。京都大学文学部哲学科美学専攻卒業、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了(学術博士)。現在、中央大学経済学部教授。専攻ー中国近代史。 ---引用開始 で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 中国で最も早く「専制王朝の打倒」と「民主共和国の樹立」を唱えた革命家は、その後、党による独裁的支配を提唱した。民主と独裁という相矛盾するかに見える二本の道がやがて出会い一つとなることを、奇妙なことに彼は信じてやまなかった。さながら二つの顔を持つヤヌス神のごとき相貌を示した孫文の思想と生涯。 ---引用終了 孫文関連本で、ブクログに登録した本は、 https://booklog.jp/item/1/4122046599 https://booklog.jp/item/1/4041100488
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辛亥革命で大きな役割を果たし、現在も、中華民国(台湾)では「国父」として、中華人民共和国では「革命の先行者」として尊敬されている孫文の評伝。「民主」と「独裁」という相矛盾するかにみえる2つの道を追究した「ヤヌスのごとき革命家」としての孫文の生涯を描いている。 孫文については、「辛...
辛亥革命で大きな役割を果たし、現在も、中華民国(台湾)では「国父」として、中華人民共和国では「革命の先行者」として尊敬されている孫文の評伝。「民主」と「独裁」という相矛盾するかにみえる2つの道を追究した「ヤヌスのごとき革命家」としての孫文の生涯を描いている。 孫文については、「辛亥革命」の立役者だが、いつの間にかどこかに行ってしまったというくらいのイメージしか持っていなかったが、壮大な理想主義者でありながら、目的のためなら手段を選ばないマキャベリストの面があったり、何度も蜂起に失敗して長い漂白の時代を過ごしていたりと、本書によりその人物像がくっきりと見えてきた。正直、だいぶイメージが変わったと言ってよい。これまで「人々に慕われる仁徳者」のようなイメージを勝手に抱いていたが、かなり人間臭い人物だったんだな、という印象を持った。日本との関係が思っていたよりも深いことも、知ることができた。 また、下(地方・社会・部分)へ向かう「放」(分散・自由)と、上(中央・国家・全体)へ向かう「収」(集中・統制)という2つの力のせめぎ合いとして孫文を巡る中国近代史を描いているのが、興味深く、また、納得感があった。
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孫文は辛亥革命を成就させた英雄だというようなイメージを漠然と持っていたけれど、この本では、コウモリのような外交姿勢や臨機応変な妥協、二転三転する理念にもかかわらず、権力掌握がなかなか上手くいかないトリックスターとして描かれていた。確かに彼は中華の理念を掲げてはいたが、その内実には...
孫文は辛亥革命を成就させた英雄だというようなイメージを漠然と持っていたけれど、この本では、コウモリのような外交姿勢や臨機応変な妥協、二転三転する理念にもかかわらず、権力掌握がなかなか上手くいかないトリックスターとして描かれていた。確かに彼は中華の理念を掲げてはいたが、その内実には一貫しているところだけでなく移り変わるものもあった。辛亥革命においては華々しく臨時大総統に就任したが、袁世凱に譲らざるをえなかったし、なかなか頂点には立てなかった。頂点に立てないだけでなく、広州という地盤すらしばしば危うかった。 また、「ヤヌス」という面も強調されていた。一方で民主主義を掲げつつ、その実現の手段として党による独裁を主張する。その二面性ゆえにこそ、共産党・国民党の両方から「国父」という評価を受けるのだろう。 彼のなかでの中国解放の理念が、ハワイ王国の政治のイメージから影響を受けているというのは面白かった。 あと、中央政府の力が弱まって地方自治の機運が高まったり、サロン的な中間団体がどんどんできたり、出世のルートが多元化したり、世界中の華僑のネットワークが力を持ったり、いろいろな過程が同時進行している清末のワクワク感。
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