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歌川国芳猫づくし 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/08/04 |
JAN | 9784167906801 |
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歌川国芳猫づくし
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歌川国芳猫づくし
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
作者の大衆小説作家観というようなものが浮世絵師国芳の口を借りて語られているのだ思った。それは『団十郎の幽霊』に特に顕著に見られて、さらに加えて猫への愛も。《暗い夜にあいつがいないと、闇は猫のかたちだけ削り取られ、寂しくなった気がする》(p38)。かっこいいフレーズだ。
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- ネタバレ
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歌川国芳の周囲で起こる様々な事件とその顛末を軽快に描いてあった。 下手なのに国芳に絵を習いに来る老人、金魚を偏愛する男、北斎の娘・応為に振り回される日々、病を抱える妻に義母に自分自身に猫、幽霊が出てきたり、歌川広重との冷戦があったり、最後は自分の偽者まで現れたり。 国芳が大好きな猫は常に八匹置いておくと決めているらしいが、一匹亡くなったと思ったらどこからかまた新しい猫がやってくるのも面白いし、弟子たちも増えたり減ったり。 人の死や殺人も起こるが、陰惨ではないので楽しく読めた。 出来れば作中に登場する作品を掲載して欲しかったかな。 自分で検索して眺めながら読んだ。 五十代半ばの国芳が描かれているので、自分や家族の健康や老いらくの恋、自分の作品がどう残っていくのかを考える様子など、興味深い部分も多い。
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装丁ラブ(笑) きっとこんな人だったんだろうなという国芳観に合っていた。 読むまでは勝手に「国芳と愛猫が探偵して事件解決!」みたいな作品だと思っていたので、あれ? と感じたけれど、面白く読めた。
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