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ターンオーバー ハルキ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784758440172 |
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ターンオーバー
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
堂場瞬一のスポーツもの短編。 「連投」野球 「インターセプト」アメフト 「失投」やり投げ 「ペースダウン」マラソン 「クラッシャー」ラグビー 「右と左」野球 短編なので、どれも続きはどうなっただろうか、と想像させる終わり方だ。 最後の「右と左」の登場人物がスポーツマンらしくな...
堂場瞬一のスポーツもの短編。 「連投」野球 「インターセプト」アメフト 「失投」やり投げ 「ペースダウン」マラソン 「クラッシャー」ラグビー 「右と左」野球 短編なので、どれも続きはどうなっただろうか、と想像させる終わり方だ。 最後の「右と左」の登場人物がスポーツマンらしくなくて面白かった。
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「堂場瞬一」のスポーツ小説集『ターンオーバー』を読みました。 『10‐ten‐俺たちのキックオフ』に続き、「堂場瞬一」作品です。 -----story------------- 夏の甲子園予選。 全国一の激戦区と言われる神奈川県大会で活躍する、東高学院のエース「渋井」。 彼を...
「堂場瞬一」のスポーツ小説集『ターンオーバー』を読みました。 『10‐ten‐俺たちのキックオフ』に続き、「堂場瞬一」作品です。 -----story------------- 夏の甲子園予選。 全国一の激戦区と言われる神奈川県大会で活躍する、東高学院のエース「渋井」。 彼を追う東日新聞記者「新見」の胸には、ある苦い思いがあった……(『連投』より)。 野球、アメリカンフットボール、やり投、マラソン、ラグビー――プレーする興奮と観る感動をそのままに、アスリートたちの様々な瞬間を切り取った、手に汗にぎる純スポーツ小説集。 全6編収録。 ----------------------- スポーツをテーマにした以下の6篇が収録されています、、、 野球(高校野球とプロ野球)、アメリカンフットボール、やり投げ、マラソン、ラグビー… と扱われている競技も多彩で、それぞれの作品を飽きずに愉しめました。 ■連投 ■インターセプト ■失投 ■ペースダウン ■クラッシャー ■右と左 ■解説 西上心太 やり投げのように、あまり興味もなく、知識も少ない競技もありましたが… 意外と面白く読めました。 『連投』は、高校野球をテーマにした物語、、、 最も過酷といわれる夏の高校野球の神奈川県予選大会… ベテラン新聞記者の「新見」は、快進撃を続ける東高学院のエース「渋井」の投球に異変を感じる。 かつて自分も高校球児で肩を壊して野球を辞めた「新見」は、「渋井」が連投により、故障を抱えて投げていることに気付き、直截な問いを投げかける… 結局、「渋井」は決勝戦の先発を回避するが、その理由は意外なものだった、、、 監督や記者、選手… それぞれの価値観の違いが面白かったですね。 『インターセプト』は、アメリカンフットボールをテーマにした物語、、、 目覚ましいスピードを持つ新人ワイドレシーバー「徳田」、クオーターバックの「矢嶋」は、彼に完璧なパスを投げたのに、ディフェンスバックの選手にインターセプトを喰らう… 「徳田」は自信を喪失し、「矢嶋」はサインが読まれたのかと疑心暗鬼に駆られる。 なぜパスが通らないのか… という謎を推理し、そして解決していくという展開は、ある意味、ミステリっぽい仕立てでしたね。 『失投』は、やり投げをテーマにした物語、、、 前シーズン終盤に肩を痛めた「織田」、第一人者でありながら調子の出ない自分に迫ってくる若手の「山藤」… 焦燥に駆られながらも、ようやく会心の一投がでるが。 かつて自分も先輩を追い越してきたことを振り返りながら、後輩に追われる側のトップアスリートの心理を描いた物語でした。 『ペースダウン』は、マラソンをテーマにした物語、、、 箱根駅伝で活躍した「穴川」は、学生最後のレースでマラソンに挑む… 絶好のコンディションで身体の調子も良く、折り返し地点を過ぎてもトップを走る憧れの選手から離れず追走をするが。 マラソンの厳しさが伝わってくる物語でしたね。 『クラッシャー』は、ラグビーをテーマにした物語、、、 大学1年生で日本代表に選ばれながらも、3年連続でシーズン初戦で大怪我を負うことを繰り返してきた「五十嵐」、4年生となったシーズンで不安を抱えながら開幕戦に挑む。 ラグビーの物語だったので期待し過ぎていたのかもしれませんが… 怪我の恐ろしさだけが強調されていた感じがして、それほど愉しめませんでした、、、 でも、試合での緊張感は伝わってきました… 久しぶりに楕円球を触りたくなりましたね。 『右と左』は、プロ野球をテーマにした物語、、、 最下位に低迷する横浜パイレーツ、ところが最終戦直前の試合で奇跡的な勝利を得たことにより、最終戦の結果次第では4位に上がれるチャンスが… 首の皮一枚がつながった「平井監督」の悩みは、明日の先発投手だった。 高卒2年目で新人賞候補の若手右腕「大洞」か、ベテラン左腕「黒澤」か、奇しくも両者とも15勝7敗という同成績で、休養も充分… 何がなんでも最多勝タイトルが欲しい「大洞」、少し軸足を痛めており、すでにシーズンのモチベーションを失っている「黒澤」、思考の迷路のはまった「平井監督」の決断は。 監督はどちらを選ぶのか… という謎を中心とした心理小説でしたね。 イチバン面白かったのは『連投』かな… あとは『右と左』が印象に残りました、、、 両方とも野球ですね (笑)
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※このレビューにはネタバレを含みます
堂場瞬一はやはりスポーツものが面白い。ターンオーバーは野球・アメフト・マラソン・ラグビー・やり投げの世界を描いた短編集。クラッシャーは大学入学してすぐ日本代表の桜のジャージーにそでを通した五十嵐が主人公。ところが4年の開幕戦を迎えた現在リーグ戦ではシーズンを全うしたことも、試合を終えたこともない。過去3年とも開始五分で致命的な怪我をしてシーズンを棒に振ってしまった。それは相手の潰しもあったが自身の不注意もあった。4回目の開幕戦、キックオフ直後のプレーで五十嵐はゲインし、パスを受けたキャプテンが身代わりのように相手のタックルを受け退場してしまう。自分のホスピタルパスのせいでは?悩む五十嵐にキャプテンは五十嵐に試合を託す。自分のプレーで肩ひじ張っていた五十嵐はチームに貢献することで漸く全体が見えるようになってきた。
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