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水原とほる(著者), 北沢きょう

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2016/07/27
JAN 9784199008467

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2016/11/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

▼あらすじ 計日本美術界を揺るがす無名の天才画家のコレクション―― 突然伯母から莫大な価値を秘めた絵画を相続した祥。その取り扱いに戸惑う祥に、数多の画商が群がってきた!! 一番乗りで現れたのは、業界で「詐欺師」と黒い噂の若き画商・久木田。 「わたしに預ければ、悪いようにはしない」 そう微笑まれ、胡散臭く思うけれど、なぜか拒絶できない。一体誰を信じればいいのか――祥は選択を迫られるが!? *** 水原とほる先生の作品はどこか少し影があり、純粋に萌えさせてくれないので自分には合わないなと思っていた矢先に発売されたこちらの作品。 北沢きょう先生の表紙に一目惚れしてしまい、迷った挙げ句に購入しました。 失礼ながら、読んだら絶対後悔するとビクビクしながら本を開いたのですが、いざ読み始めるとこれがなかなかどうして面白い。 過度に期待していなかったせいもあるのでしょうが、今回の作品は吃驚するくらい自分の好みの枠にすっぽりと収まってくれました。 物語は、祥(受け)の伯母夫婦が不慮の事故で亡くなるところから始まります。 生前、伯母夫婦がとても大切にしていたとある貴重な絵画のコレクションを遺言により相続する事になった祥(受け)。 このコレクションというのが、“古河惷辰”という江戸時代の日本画絵師の手掛けた作品になるのですが、物語はこのコレクションを巡って様々な駆け引きが行われ、展開されていきます。 伯母夫婦の葬儀を終え、心のリフレッシュも兼ねてリゾート地へと足を運んだ祥はそこでヒロ(攻め)という日本人の男性と出会い、リゾラバごっこと称して刹那的な関係を持つのですが、このヒロという一見紳士的な男がとてもミステリアスで、個人的にはかなり魅力的に思えるキャラでした。 連絡先を聞かずヒロと別れた祥は、かつて日本では見向きもされず、海外に流失していた古河惷辰という一人の天才絵師の作品を、日本で管理し、尚且つ正しい再評価を得てほしいという伯母夫婦の遺言の元、帰国して受け入れ先を探すのですが、そこで一番乗りに名乗り出たのがリゾート地で出会ったヒロこと、久木田です。 久木田は一番乗りどころか堂々とフライングをしている為、祥的には不信感MAX(笑) しかも久木田が“詐欺師のような画商か、画商のような詐欺師か”と噂されているもんだから尚更そう簡単には信用出来ないんですよね。 私も途中までは純粋な画商ではないのでは…?と疑ってました(笑) 最初は久木田を信用していなかった祥ですが、セックス込みの駆け引きの中で祥は少しずつ久木田という男の事を知り、彼の審美眼と惷辰に対する熱意が本物である事を知るんですね。 そんな中で祥にコンタクトを取って来た超大物…国立美術館との間で祥は揺れに揺れますが、最後に選んだのは勿論、久木田の方です。 ラストの展開は今までのテンポの良さに加えてスピード感があり、だからと言って駆け足気味に終わらせる訳でもなく、きっちりとお話を纏めて綺麗に終わらせていたのが好印象でした。 文章力の高さは流石、水原先生といったところ。 因みに祥が仕掛けたサプライズは小気味が良く、久木田の反応には読んでいるこっちまで思わずニヤニヤしてしまいました。 祥は久木田とはまた違ったタイプの格好良いキャラですね。 正直、辻井にはもっと社会的制裁だとか天罰に近い結末があっても良かったような気がするけど、惷辰の絵画を預けてもらえなかった時点で相当悔しいだろうからこれはこれで良いかな、って気もします(^^) お仕事BLに近いものがありましたが、私自身、美術の世界には興味があり、そういった分野に造詣が深い…とまでは行きませんが、なかなか共感出来る部分だったり勉強になる部分が多かったので、そういう意味でもかなり楽しめた一冊でした。 元々、文章力の高い作家さんなので読み応えも十分感じられましたし、読後感もさっぱりしているので大人の駆け引きをメインにしたお話が好きな方には楽しめる作品じゃないかと思います。 あとがきで先生自身が仰られていたように、水原作品は重たかったり痛かったりするものが多いというイメージなのでちょっぴり苦手でしたが、こういう明るめの作品ならこれからも進んで読んでいきたいです。

Posted by ブクログ

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