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水の都 黄金の国
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水の都 黄金の国

三木笙子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/07/25
JAN 9784062201513

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商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2026/07/02

(01)《ここはヴェネツィアですから》p.177。街が主人公なのかもしれない。でも、たとえば塩野七生さんで読んだようなヴェネツィアの雰囲気はあまり感じられず、言葉で説明されてるだけの感じがある。 (02)おそらく明治期。古水清人の夢。イタリアの人びとに愛され優秀だったが何も成し遂...

(01)《ここはヴェネツィアですから》p.177。街が主人公なのかもしれない。でも、たとえば塩野七生さんで読んだようなヴェネツィアの雰囲気はあまり感じられず、言葉で説明されてるだけの感じがある。 (02)おそらく明治期。古水清人の夢。イタリアの人びとに愛され優秀だったが何も成し遂げられないうちに死んだ彼は、腕のいい料理人ルカに慕われ、幼馴染の誠次郎の憧れだった。 (03)贋金事件。金貨をバラ撒く怪人。現代(この時点)のカサノヴァ。望遠鏡を逆さに見たせいで消えた男。 ■ヴェネツィアについての簡単な単語集 【ヴェネツィア】ジャンニいわく《キヨ先生は言うとったな。水は異なる世界へつながる道、ヴェネツィアの無数の運河と、そこを行き来しているゴンドラを見ていると、生きている者と死んだ者の境目が薄れていって、過去と今が混じり合っているように思えると》p.92。《元々が魔術的な街だが、夜のヴェネツィアはなおさら異界めいて見える。》p.122。《ヴェネツィアの邸では湿気を嫌って一階に住居部分がない。》p.130。《ここはヴェネツィアですから》p,177。《ヴェネツィアでは歩くことそのものが喜びだった。》p.188。 【ヴェネツィア人】宗教と商売を切離して考えるドライなところがある。 【エンリコ】小物鉄細工の工房の主。《古い物は古いまま残しておくんだ》p.22 【カサノヴァ】稀代の女たらし。醜聞も多い。脱獄不可能と言われていた「鉛の監獄」に囚われるも脱獄した。 【カバリーニ】ヴァレリオ・カバリーニ。日本名誉領事。著名な日本学者。 【カンティーナ】誠次郎の下宿先の店。ルカが料理人をしている。店主ジャンニの人柄や話のうまさとルカの料理の美味さで繁盛している。夜は酒場。 【ジジ】〈カンティーナ〉の客。野次馬気質。女好きでカサノヴァこそ理想の生き方。《恋人の数は男の勲章だぜ。》p.109 【ジュデッカ島】「スクード」という軍事工業会社など様々な工場が建てられている。この島の形はなんとなく日本列島に似ているような気がする。 【誠次郎】館下誠次郎。主人公。〈カンティーナ〉に下宿している。伊太利人が好きなので伊太利人が困っていたら助けようと心に決めており探偵役をするハメにおちいる。亡くなった古水清人の幼馴染。ヴェネツィアで日本語を教えている。そのかたわら美術学校に通う。 【バーカロ】日本なら「縄のれん」と言えるような酒場。〈カンティーナ〉はこのタイプ。 【パオロ】〈カンティーナ〉の常連。なにもかも丸くできている大福のような男。いかにもなヴェネツィア人。《そこはうまくやらなきゃ。世の中いろんな人がいるんだし、学者だって世渡りが大事だよ》p.168 【古水清人】誠次郎の幼馴染にして前任者。故人。非常に優秀で真摯だった。人柄もよくヴェネツィアの人びとに深く愛されていた。 【ルカ】誠次郎の下宿先の料理店〈カンティーナ〉の料理人をしている青年。誠次郎の相棒的存在になっている。古水清人を慕っていたので日本人に幻想を抱いており誠次郎にはガッカリ? 金髪碧眼。非常にまじめで堅物。

Posted by ブクログ

2025/01/26

要素としてBLぽい話かと思ったけどBLではなかった(笑) それはそれとして、題材と話運びはとても良く、それなりにお勧めです。

Posted by ブクログ

2020/11/25

時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる―― 三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先...

時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる―― 三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先の相手が既に死没してるという状況。そこで残された、同じ痛みを持つ二人の青年の関係がどう進展していくのか…というワクワク感が良かったですね。

Posted by ブクログ

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