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水の都 黄金の国
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水の都 黄金の国

三木笙子(著者)

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水の都 黄金の国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/07/25
JAN 9784062201513

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商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2020/11/25

時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる―― 三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先...

時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる―― 三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先の相手が既に死没してるという状況。そこで残された、同じ痛みを持つ二人の青年の関係がどう進展していくのか…というワクワク感が良かったですね。

Posted by ブクログ

2019/04/08

明治時代に日本語講師としてヴェネツィアに赴任した誠次郎が、さまざまな事件を体験する短編集。 ヴェネツィアの風景や人々の人情が美しくしんみりする話。ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が金貨をばら撒くなんて想像するだけで楽しい。最初は頼りなさげだった誠次郎が成長していくのもよかった。前任者...

明治時代に日本語講師としてヴェネツィアに赴任した誠次郎が、さまざまな事件を体験する短編集。 ヴェネツィアの風景や人々の人情が美しくしんみりする話。ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が金貨をばら撒くなんて想像するだけで楽しい。最初は頼りなさげだった誠次郎が成長していくのもよかった。前任者の清人について描写があまりないので、それほど皆に慕われるのがピンとこなくて、そこは残念。

Posted by ブクログ

2017/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヴェネツィアを舞台に、日本語講師として滞在中の誠次郎を探偵役として、様々な事件の謎解きを描く。 富豪の人探し、ヴェネツィア版ねずみ小僧の登場、カサノヴァの異名を持つ謎の人物と人間消失、ガリレオの望遠鏡に纏わる伝説と人間消失その2。 ミステリーとしては軽い。 帝都シリーズを思わせる、友情ともそれ以上とも付かない萌え関係。誠次郎のキャラクターがやや薄いのが残念。シリーズとして続くのなら良いけれど。今は亡き清人を思い続けながらも誠次郎に傾倒していきそうなルカが切ない。

Posted by ブクログ