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ペーパーボーイ STAMP BOOKS
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ペーパーボーイ STAMP BOOKS

ヴィンス・ヴォーター(著者), 原田勝(訳者)

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ペーパーボーイ STAMP BOOKS

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784001164114

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ペーパーボーイ

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商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

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2023/08/06

大切にしたいフレーズが散りばめられた、じーんとする本。スピロさんのような大人になりたい。 句点のない文章なんて大変だったと思うけれど、名訳です… 〈スピロさんの言葉〉 (なぜぼくはふつうにしゃべれないのかときくヴィンスに)「なぜ六年生全員がきみのように強くてまっすぐな球を投げるこ...

大切にしたいフレーズが散りばめられた、じーんとする本。スピロさんのような大人になりたい。 句点のない文章なんて大変だったと思うけれど、名訳です… 〈スピロさんの言葉〉 (なぜぼくはふつうにしゃべれないのかときくヴィンスに)「なぜ六年生全員がきみのように強くてまっすぐな球を投げることができないのだろうか?」

Posted by ブクログ

2023/05/21

吃音の少年が友だちの代わりに1ヶ月新聞配達をすることになった。 そこで出会った人々との交流が彼に与えた影響とは。 次巻のコピーボーイも読みたくなりました。 まだまだ黒人差別がある時代が舞台です。

Posted by ブクログ

2023/03/10

「勇敢なる旅人へ(中略)  その日まで、きみはその類まれなる声をあげ詩作にはげむかたわら魂の四分割の意味を理解するよう努めたまえ。」 舞台は1959年、アメリカ・メンフィス。 主人公のぼくは自分の名前が嫌いだ。 ぼくには吃音があり、蛇の呼吸で落ち着いてゆっくりしゃべらないとども...

「勇敢なる旅人へ(中略)  その日まで、きみはその類まれなる声をあげ詩作にはげむかたわら魂の四分割の意味を理解するよう努めたまえ。」 舞台は1959年、アメリカ・メンフィス。 主人公のぼくは自分の名前が嫌いだ。 ぼくには吃音があり、蛇の呼吸で落ち着いてゆっくりしゃべらないとどもってしまう。 pやbなど、発音しづらくどもりやすい文字がいくつかあるが、ぼくの名前は姓名ともに頭文字がその発音しにくいアルファベットからはじまる。だから嫌い。 ぼくには吃音があるから、知的障害ではないかと馬鹿にされないために、ぼくの母は、ぼくの頭の優秀さを学校に認めてもらい飛び級させた。そうすれば知恵遅れの子だと思われずに済むから。 さて、そんなぼくが唯一仲良くしてるアートことラットと野球をしている時、アートの顔面に豪速球をぶつけてしまう。 そのお詫びにラットがおじいちゃんの農場に遊びに行っている七月の間、ぼくはラットの代わりにペーパーボーイ…郵便配達員をすることになった。 ペーパーボーイとしてのぼくのこの一ヶ月は、さまざまな人たちと出会う一月であり、思いもよらない事件との出会いであり、また大切な人との別離の時であり、ぼくが成長するための一月でもあった…。 冒頭に引用させていただいた文章は、とある心優しい賢人がぼくに宛てて書いた手紙のうちの抜粋。 ネタバレ防止のため肝心なところを書いてなかったりするが、私の胸にもとても響いた、私にとっても何か宿題を出されたような気がして忘れたくなかったので記させていただいた。 常にぼく視点で描かれるこの物語。 大人になったと思しきぼくが、少年時代の一夏を思い起こしながらタイプしていく… ちなみに句読点が嫌いだから入れないというぼくの主張通りに、文章には一切句読点が打たれていない(確かそうだったと思う)。 ぼくが吃音症であることから、それが元のぼくの成長が主題であると言えるが、それ以外の様々な問題や出来事について考えさせられる物語でもある。 ぼくを理解し導いてくれる使用人のマーム(ミス・ネリー)は聡明で強い心の持ち主の黒人であるのだが、当時は黒人がバスに乗っても、白人のお供でなければバスの前方の座席には座れないなど黒人差別が今よりもずっとずっと色濃い時代。本書で起こるとある事件についても、黒人間で何か問題が起きても、内内のコミュニティで解決するしかない…また事件が起こった背景についても、それら差別に関する問題があるのだろうと思われる。 マームを慕ってやまないぼくは、「どうして黒人は1人で動物園に入れないの?」などの質問を無邪気にし、マームは「それが決まりだからですよ」と簡潔に答える。マームの聡明さと賢明さから出るそれらのセリフに、胸がぐギュゥっとなる。 他にも、訳者あとがきでも言及されてなかった気がするのだが、ぼくの家はマームを雇うくらいには裕福な家だろうと思われるが、親友のラットは十三歳で常に新聞配達をしていると思われる描写があるところを見ると、貧困世帯ほどではないが、あまり裕福でないのだろうというところも伺える。(ちなみに訳者あとがきも読み応えがあるので、物語を読み終わった後ぜひ読んでほしい。) 他にも新聞配達をする先の何件かの家で、ぼくを思索の海に引き込み、成長の要素となる出会いを果たし、それらも様々な社会問題を思わせたりするのだが… 自身が吃音症であり、新聞会社で働いていたという経歴を持つ著者による自伝的な要素のあるこの小説。 それゆえか英語話者の吃音についての記述が、日本のそれと少し異なると思われ、知識としても勉強になった。 ぼくという人間が成長してゆくのを見届ける物語であるが、最後までこの物語に寄り添っていくと、不思議とこちらまで何か力が湧いてくる、ぼくと一緒に大事なことを教えてもらえたと実感できる、そんな物語でもある。 ティーンズ向けとのことだが、大人が読んでも得られるものは大きい。 本当に、読んでよかった。 長くまとまりのない感想になってしまったが、ぜひたくさんの人に読んでほしい。

Posted by ブクログ

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