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科学者と戦争 岩波新書1611
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784004316114 |
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3.6
12件のお客様レビュー
第1章 科学者はなぜ軍事研究に従うのか(科学者の愛国;日本の科学者の戦争協力;ナチス・ドイツの物理学者たち) 第2章 科学者の戦争放棄のその後(戦後の平和路線とその躓き;軍と学の接近;防衛省の軍学共同戦略;科学技術基本計画) 第3章 デュアルユース問題を考える(デュアルユースとは...
第1章 科学者はなぜ軍事研究に従うのか(科学者の愛国;日本の科学者の戦争協力;ナチス・ドイツの物理学者たち) 第2章 科学者の戦争放棄のその後(戦後の平和路線とその躓き;軍と学の接近;防衛省の軍学共同戦略;科学技術基本計画) 第3章 デュアルユース問題を考える(デュアルユースとは;ゆらぐ大学の研究ガイドライン;テロとデュアルユース問題;日本の科学者の意識) 第4章 軍事化した科学の末路(科学者は単純である;軍事研究の「魅力」;軍事研究の空しさ;軍事研究は科学を発展させるのか?) 著者:池内了(1944-、姫路市、宇宙物理学)
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たまには新書もいいかなと思い読んでみた。そしたら内容は専ら政治批判。好奇心も萎えるというもの。良いところは著者が自分の立場をはっきりさせているところ。でも、どうせ標榜するならタイトルもそれと分かるようにつけて欲しかったな。それに、政策を批判して将来を嘆くばかりでなく、その政策がと...
たまには新書もいいかなと思い読んでみた。そしたら内容は専ら政治批判。好奇心も萎えるというもの。良いところは著者が自分の立場をはっきりさせているところ。でも、どうせ標榜するならタイトルもそれと分かるようにつけて欲しかったな。それに、政策を批判して将来を嘆くばかりでなく、その政策がとられなかった場合や、別の道がとられた場合どうなるかという視点が欲しかった。そうすれば、読んだ人ももっと未来について考えたり、関心を持てるだろうに。読書中に感じたのは、自由に使える研究費がもっと必要だというシンプルなことを訴えるために、著者がやたらめったら政治に噛み付いているという印象。でも、著者が読書に本当に考えてもらいたいのはそうじゃなくて、本書でも繰り返し問われている科学の発達と戦争についてだろうから、それを心に留めておいて、これから自分の意見を持てるように努めていきたいと思った。
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●→本文引用 ●軍事研究が科学を進めると科学者が誤認することである。科学は戦争によって発展したという人すらいる。しかし第4章で述べるように、軍事研究によって発展するのは技術であって、決して自然の法則を追い求める科学ではない。(略)軍事研究は軍需品の開発のために行なうものであるか...
●→本文引用 ●軍事研究が科学を進めると科学者が誤認することである。科学は戦争によって発展したという人すらいる。しかし第4章で述べるように、軍事研究によって発展するのは技術であって、決して自然の法則を追い求める科学ではない。(略)軍事研究は軍需品の開発のために行なうものであるから、純然たる技術なのだ。
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