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拾った女 扶桑社ミステリー
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
| 発売年月日 | 2016/07/02 |
| JAN | 9784594075071 |

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拾った女
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第8回翻訳ミステリー大賞候補作のひとつ。 これは、ノワールってヤツなんですかね? ワタシん家にあるノワール作家って、コーネル・ウールリッチくらい? あ、ジェイムズ・エルロイがあったか。 ノワールって、ホント、それくらいしか読んでないんだわ。 そんな、ノワールには詳しくないワタクシが読んでみた。 感想としては、 ごめん。 ワタシのはハードルが高かった・・・ わかったような、わからんような。 いや、それでええんや と 思う。 なんというか、スッキリパッキリ終わるものではないんですよね。多分。 犯人がいて、事件の内容を明確にしてくれる探偵?警察?がいて というのとは違うんですもんね。 アル中の男がある中の女と出会い・・・ 魅力的な女だとは思うけれども 色々過去がある女、いうなれば重たい女を よく、拾ったなぁ・・・ と えらく現実的な感想しか出てこないワタクシは、野暮天というんだろうな(´_ゝ`) そう考えると、ハリーっていう男は、物凄く優しい の かなぁ? 究極の優柔不断とも言うかもしれんけれども。 切ない大人の恋物語・・・・? 読み進めるにつれ、展開に驚かされる。 え? そういう方向にいくの? 先が読めんのだよ。 ノワール好きの人なら展開予想でけるんかしら? なんといいますか ヘレンを拾いさえしなければハリーの人生はもっと違ったものになってたのかなぁ・・・ けど、まぁ、殺人罪には問われなかったから、 拾っていなかったら、ただののんだくれのその日暮らしだった可能性も大なワケだから 拾って正解だったのかしら・・・ いや 正解もへったくれもないわけで。 これはこういう物語なのであるわけで。 やるせない恋物語。 なのでありますよ。
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書評七福神から。出版された都市のミステリランキングとかにも入っていたみたいだけど、実はこれ、だいぶ前に書かれた作品だったんですね。原題の下に書かれた出版年を見てビックリ。確かに時代を感じさせられる情景描写とかはあるけど、古臭さは全然感じられず、やっぱり翻訳の同時代性って大事!と改...
書評七福神から。出版された都市のミステリランキングとかにも入っていたみたいだけど、実はこれ、だいぶ前に書かれた作品だったんですね。原題の下に書かれた出版年を見てビックリ。確かに時代を感じさせられる情景描写とかはあるけど、古臭さは全然感じられず、やっぱり翻訳の同時代性って大事!と改めて実感させられた次第。現役の翻訳家が、今の言葉で書いてくれたからこそ、十分に楽しめたってのは間違いない。ミステリ界隈で取り上げられていたから、きっとそういう内容なんだろうとは思いつつ、中盤までは『でも、どういうこと?』って戸惑う部分が大。ひょっとして、『イニシエーションラブ』よりずっと前に…?みたいな気もしてたけど、途中からしっかりミステリになります。ただ、にしても普通かも、って思っていたら、最後でしっかりどんでん返ります。なるほど、こうきますか、と。
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思い掛けなく翻訳された1954年発表作。各誌の年間ベストにも選出され、概ね好評を得ていた。ウィルフォードは、80年代に始まったマイアミ・ポリス/部長刑事ホウク・モウズリーシリーズで著名なのだか、どちらかといえば玄人好みのマイナーな存在という印象を持っていた。いかにもアメリカ的な気...
思い掛けなく翻訳された1954年発表作。各誌の年間ベストにも選出され、概ね好評を得ていた。ウィルフォードは、80年代に始まったマイアミ・ポリス/部長刑事ホウク・モウズリーシリーズで著名なのだか、どちらかといえば玄人好みのマイナーな存在という印象を持っていた。いかにもアメリカ的な気風に満ちた〝粋の良さ〟は、エルモア・レナードのスタイルにも通じている。ただ、本作を読む限りでは、創作初期には意外と文学志向が強い作家だったようだ。 舞台はサンフランシスコ。30歳過ぎの男ハリー・ジョーダンが働くカフェに、客としてふらりとやってきたブロンドの美しい女、ヘレン・メレディス。一目惚れした〝俺〟は女を口説き、同居生活を始める。女は既婚者だったが、反りが合わない夫の元を離れ、実家も飛び出し、この街へ来たという。俺はヘレンを愛し、ヘレンも俺を愛した。仕事を辞めた俺にカネは無く、女が持参していたカネも底をついた。職を転々とし、酒に溺れた。ヘレンは重度のアル中だった。怠惰な日々にも、いよいよ限界がきた。俺とヘレンは、或る決意を固め実行する。 物語の起伏は緩やかで、鬱屈した虚無感が漂う。ファム・ファタル的な犯罪小説ではあるが、全体のトーンやストーリーの流れ方は独特で、正直なところ何を描こうとしているのか掴みきれない部分もあった。〝話題〟となったラスト数行で、ようやく物語は〝修正〟された上で、作者の本意が明確となるものの、改めて読み返すほどのインパクトは無かった(終盤での主人公と精神科医の会話の中に強めの伏線が張られている)。主人公の内面描写は繊細だが捉えどころがなく、画家志望であったという過去も、真に重みを増すのは、読み終えてのちのこととなる。いわば本作は、米国が今現在も抱えている根深い問題へのウィルフォードなりのアプローチだった、と深読みすることも出来るのだが、結末はいかにもミステリ的とはいえ、何ひとつ答えを見出せていないもどかしさが残る。このテーマを生かすのであれば、やはり冒頭からストレートに物語を動かして欲しかったと感じた。ハリーとヘレンが表象するのは、現状に対する憤りを抱えながらも、あるがままに受け容れざるを得ない〝敗残者〟の弱さだ。硬い表現だが、1950年代のアメリカ社会に生きる実存的不安を抱えた人間の内省を描いたものだ、と勝手に解釈している。 また、本作の惹句には「傑作ノワール」とあるが、ごく〝普通〟の男である主人公も含めて悪漢は登場せず、違和感を覚えた。或る種の「破滅」を描いてはいるものの、肌触りが違うのである。綺麗にまとまり過ぎている、とでもいえばいいだろうか。何にせよ、最近は〝ノワール〟の呼称を乱雑に使う(私自身も含めて)傾向にあるのだが、定義付けが曖昧なままブームが先行した余波なのかもしれない。 余談だが、本作のような渋い作品を発掘し、きちんと出版してくれる扶桑社の〝ハードボイルド〟な姿勢には頭が下がる。扶桑社ミステリー文庫(旧サンケイ文庫時代も含める)のラインナップは結構〝宝の山〟で、日本では無名の作家を数多く紹介してきたという功績も大きい。同時期に冒険/スパイ小説ファンをザワつかせた気合いの入りまくった二見書房も同様。翻訳ミステリ隆盛期に新規参入した出版社のリストは、その殆どが絶版とはなってはいるものの、今でも飽きもせずに眺め、チェックした本を入手する日を夢見ている。
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