1,800円以上の注文で送料無料

貞子vs伽椰子 小学館ジュニア文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 児童書

貞子vs伽椰子 小学館ジュニア文庫

山本清史(著者), 白石晃士

追加する に追加する

貞子vs伽椰子 小学館ジュニア文庫

定価 ¥770

220 定価より550円(71%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784092308695

貞子vs伽椰子

¥220

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

呪いのビデオが再び人を呪う。最恐の怨霊、貞子がこの世に舞い戻ったのた。不運にもその呪いに巻き込まれてしまった有里。そして、時を同じくして伽椰子に呪われてしまった鈴花。2人の呪いを解こうと画策するも、事態は思わぬ方向へと発展する。 *** 以前読んだ角川ホラーの「貞子VS伽椰子」とは違い、映画のストーリーに沿った展開の様だ。登場人物が角川ホラー版とは大きく異なり、呪いのビデオに固執している大学教授、その教授の講義に参加している女子大生2人、呪いの家の真正面に越してきた女子高生、そして呪われた人たちを助けようと画策する霊能者と盲目の少女。登場人物の設定がなかなかたっており、エンタメとしては申し分ない。不幸とも呼べる出来事が連続して起こり、次々に伝播していった貞子の呪い。被害者からしたら不運以外の何物でもないかもしれないが、たぶんこれも貞子の作戦の内なのだろう。他の貞子作品でも様々な方法で呪いを広げていった貞子の力がここでもいかんなく発揮されていた。一方で伽椰子と俊雄の力も健在。こちらは歴代呪怨シリーズの設定ではなく「呪怨 始まりの終わり」の設定を引き継いでいるので、そちらを未読の人が読むと混乱するかもしれないので、先にそちらを読んで本書を読むといいかもしれない。改めて読んでみると、伽椰子の呪いは貞子以上に回避が難しい。家に入った人間を無差別に呪い殺し、果てはその友人や知人までもが巻き込まれるさまは非常に理不尽。最初は貞子が呪いを伝播し、有里とその友人夏美にたどり着くまでの描写が、その後、呪いの家に捉えられ、入り込んでしまった女子高生鈴花が両親を目の前で殺される描写など、割と怖かったが、貞子を祓うため、教授の紹介で霊能者を訪ねたあたりから割とハチャメチャは雰囲気に……。正確に言えば、その霊能者が連絡しておいた経蔵というさらに上位の霊能者と、経蔵と行動を共にしている盲目の少女、珠緒が出たあたりから非常に盛り上がってきた。その二人の登場によって割と優位な状況に立てそうな感じだったが、やっぱり相手は貞子だけある。本当に一部だけ捕えられただけで、あとは健在。着々と呪いの対象を殺していく。その後、大学教授の独自の解釈を書き連ねた手帳から、呪いのビデオと呪いの家の持つ力を互いにぶつけて相殺する方法を編み出した経蔵。貞子の呪いに対抗しうるだけの力量が呪いの家にあるかを確認するため、珠緒と二人で呪いの家に出かけたとき、鈴花と出会う。呪いの消失をより確実なものにするため、有里には伽椰子の呪いを、鈴花には貞子の呪いをそれぞれかけさせる。呪われた家の中で貞子と伽椰子が二人をめぐって争いまくる展開はにやけてしまった。両者が両者とも自分の呪いで有里と鈴花を絶対呪い殺す!という感情が満ち満ちていて凄まじいなと思いながら読んだ。 (さすが、ジャパニーズホラー界の呪殺系二大ヒロインだけある。互いにプライドがあり譲れないものがあるのだろう)互いに絶対譲らないという気迫を感じ、作中でどちらの呪いに殺されるかという瀬戸際を命がけで回避している登場人物たちには悪いが、思わず貞子と伽椰子を応援してしまった。その後様々なことが巻き起こり、しっちゃかめっちゃかになって、何人かが死に絶え絶望の結末を迎えたわけだが、本書でもやっぱり貞子と伽椰子は物理攻撃で戦っていた。 エンタメとして楽しむならこちらの本、大笑いしながら読むなら角川ホラー版の本かな。 ところでなんでこの映画はホラーなのにこんなに面白いのかと思ったら監督が映画「カルト」と同じ白石晃士さんだった。そりゃ知っちゃかめっちゃかになって、キャラもすごい立ってて面白いはずだ!!

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品