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自民党ひとり良識派 講談社現代新書2375

村上誠一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784062883757

自民党ひとり良識派

¥220

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2023/10/05

村上誠一郎さんの考え方や価値観は、至極真っ当だと思う。 「第2次安倍政権が誕生してからというもの、かつてのよき自民党の姿は消えつつある。」 これは、安倍政権が独裁色を強めてきた2016年に自民党議員の村上誠一郎さんが発した言葉。 時の総理を名指しで、「やっていることは間違いだ...

村上誠一郎さんの考え方や価値観は、至極真っ当だと思う。 「第2次安倍政権が誕生してからというもの、かつてのよき自民党の姿は消えつつある。」 これは、安倍政権が独裁色を強めてきた2016年に自民党議員の村上誠一郎さんが発した言葉。 時の総理を名指しで、「やっていることは間違いだ」と批判する自民党の政治家は村上誠一郎しか知らない。 石破茂や河野太郎や小泉進次郎ですら口を閉ざすことを平気で言う。 近年発言を控えがちな小泉進次郎には「言うべきことを言う信念を持った政治家であって欲しい」と苦言を呈している。 小泉純一郎も「自民党は総理に何を言おうが自由だった。ただ、決まれば従う。今は決まる前から総理のご意向に黙っちゃうから、おかしいよね」と言っていた。 村上誠一郎さんが最も憤慨しているのが、【集団的自衛権の行使容認】を"憲法解釈の変更"で決めてしまったこと。 自民党60年の歴史の中で、議論の末に憲法9条に反すると結論付けていた「平和主義」をあっさり捨ててしまった。 時の首相によって安易に法律を変えることができる実績をつくってしまった。 プーチンが兵役義務の招集令状を出しているように、日本もこれからは閣議決定ひとつで若者が戦場に送り込まれる可能性ができたということだ。 安全保障とは「敵を減らし、味方を増やす」外交努力にかかっている。 外交努力を怠って、集団的自衛権を行使することで物事を解決しようとする政治は危険。 もう一つ挙げれば、【特定秘密保護法】の関係政令や運用基準を"閣議決定"で決めてしまったこと。 特定秘密保護法は国民の知る権利をはく奪するものだ。 政治家は、特定秘密保護法を適用して質問に応えなくてよいという逃げ道が使えるようになる。 集団的自衛権も特定秘密保護法も日米安全保障条約と密な関係があり、アメリカの言いなり感が強い。 2016年出版なので、アベノミクスや安倍政権が行って来たことへの意見が当然多くなっているが、 小泉政権や民主党政権での失敗なども振り返っており、安倍政権の批判本ではない。 自民党の議員が自分の意見を言わなくなったことを批判している本だ。 この10年程の自民党の内情がよく分かる。 結局のところ、議員は次の選挙で当選するためには、どう行動するのが良いかを気にして、政策より政局重視になっている。 議論をして実施する政策を決めるという、政治のプロセスを取らない方針決定が増えている。 派閥内での勉強会も減り、若手議員も育っていないようだ。 こんな政治家が増えてしまった原因は、現在の選挙制度である小選挙区比例代表制にあるようだ。 党の公認候補になれば、選挙で(某宗教団体のような)固定票が見込める。 選挙区で落選しても、比例代表順位が上位なら復活当選できる。 選挙制度を変えないと、政治家の行動は変わらなそうです。

Posted by ブクログ

2020/05/07

政治は政策本位で選ぶ必要があり、政治家は政策立案能力を磨くことの重要性が訴えられている。 しかし、現在の自民党は、政策の議論が出来ず、総裁による独裁状態であることが本書を読むとわかる。 現在の政治体制の問題点を把握したい人におすすめ。

Posted by ブクログ

2018/05/09

小生は「リベラル」を自称しているが本書には共感した。 著者はテレビ「時事放談」でよく拝見し、その持論や人となりをよく存じ上げている思いがある。 昨今の安倍官邸に辟易する中で、本書には安心と希望の灯りを感じた。 小生の支持するリベラルは所詮社会では少数派でしかない。現実の政治は不...

小生は「リベラル」を自称しているが本書には共感した。 著者はテレビ「時事放談」でよく拝見し、その持論や人となりをよく存じ上げている思いがある。 昨今の安倍官邸に辟易する中で、本書には安心と希望の灯りを感じた。 小生の支持するリベラルは所詮社会では少数派でしかない。現実の政治は不満はあっても自民党に任せざるを得ない。 願わくば著者の様なバランスのとれた政治家が政界に増えてほしいと心から思った。 自分で「良識派」という人間に良識派はいないというのが通例だが本書は数少ない例外のようだ。一気に読み終えた。 2018年5月9日読了。

Posted by ブクログ

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