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長流の畔 流転の海 第八部
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/06/30 |
JAN | 9784103325185 |
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商品レビュー
4.4
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ダーウィンの進化論によると、生き残る種とは、強いものでも、運の良いものでもなく、変化できるものだとのこと。 熊吾も広い視野と柔軟な思考をもって、時代の流れを読み、変化に対応してきた、『生き残る種』だったのは間違いないでしょう。 でも、60歳を過ぎた今、時代を読みきれず、感情に制御が効きにくくなり、変化に対応しきれなくなってきている。第8巻の熊吾は、かなり情けないです。 昭和30年代後半、高度成長期の只中にあって、熊吾も翻弄されますが、それによって家族もまた翻弄されてしまう。これまでも妻・房江は熊吾をよく支えてきましたが、この巻の房江が私は一番好きかもしれません。ちょうど同じ世代だと言うこともあるでしょう。精神的に揺らいでしまう年代の女性の姿を飾らずに写し出していて、共感してしまうのだと思います。 著者の自伝的小説だとのことですが、当時のお母様を描くことは、とても辛かったのでは…。
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持ち逃げされ、仕事もうまくいかないのに、また博美の家に入り浸ることになる。房江のへそくり40万円で借金を返したのに、その時博美の存在を房江が知ることになる。信用しないようにしていたが、日曜日に医者に行くなどというウソで後をつけられてバレてしまう。結局は別居。よりを戻そうとするが失...
持ち逃げされ、仕事もうまくいかないのに、また博美の家に入り浸ることになる。房江のへそくり40万円で借金を返したのに、その時博美の存在を房江が知ることになる。信用しないようにしていたが、日曜日に医者に行くなどというウソで後をつけられてバレてしまう。結局は別居。よりを戻そうとするが失敗、房江は睡眠薬自殺を図るまでになる。伸二からは「お母さんは僕を捨てた」と言われてしまう。 なんとも暗い話が続くが、リアルさを求めてそちらの方に船が進んでいく感じでつまらなくはない。後一冊。少しは上向いてくれるといいのだが。
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流転の海第8部は『長流の畔』。松坂熊吾激動の時代で家族関係にも変化が訪れる展開。 そもそも熊吾の人生はハチャメチャ、激動という感じだが、本作では、妻房江や長男伸人との関係に大きく変化がおとずれ、それと連動してかしないか、熊吾の人生そのものにもおおきな 転換が予想される。 商売...
流転の海第8部は『長流の畔』。松坂熊吾激動の時代で家族関係にも変化が訪れる展開。 そもそも熊吾の人生はハチャメチャ、激動という感じだが、本作では、妻房江や長男伸人との関係に大きく変化がおとずれ、それと連動してかしないか、熊吾の人生そのものにもおおきな 転換が予想される。 商売上気をつけねばならない分相応であったり、拡大=勝ち、成功ではないということを何とか伝えたいといった志も感じることができる。 今回もより一層大きなうねりを感じる展開であり、次作が楽しみ。
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