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私の読んだ本 岩波新書
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私の読んだ本 岩波新書

松田道雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1971/05/20
JAN 9784004150893

私の読んだ本

¥385

商品レビュー

3.5

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2018/06/16

医師であり、リベラルな評論家としても活躍した著者が、少年期からの読書経験を語った本です。 大正期の自由な空気のなかで少年時代を過ごし、旧制高校の学生時代にはマルクス主義に傾倒した著者は、戦後になると共産党の方針への違和感を覚えるようになり、現実の患者に向きあうなかで思想的な課題...

医師であり、リベラルな評論家としても活躍した著者が、少年期からの読書経験を語った本です。 大正期の自由な空気のなかで少年時代を過ごし、旧制高校の学生時代にはマルクス主義に傾倒した著者は、戦後になると共産党の方針への違和感を覚えるようになり、現実の患者に向きあうなかで思想的な課題を掘り下げていきます。本書ではこのような著者のたどった道のりが、やさしいことばで語られています。 一方で、当時のリベラリズムの限界なのかもしれませんが、甘さを感じるところもあります。戦後、天皇制の廃止を掲げた共産党に対して、「共産党員は戦術として、当時かかげることをゆるされなかった日の丸の旗をシンボルとして登場すべきだった」といい、「のちに沖縄で日の丸の旗が解放と抵抗のシンボルとなった」ことに触れていますが、ずいぶんナイーヴな言い方のように聞こえてしまうところがあるような気がします。 そうした意味で、往年の良心的リベラリズムの実際を知るための本としても、関心をひかれるように思いました。

Posted by ブクログ

2011/05/17

[ 内容 ] 物心のついた明治末年から、探偵小説に没頭した中学生時代、マルクス主義にふれた高校生時代を経て、弾圧の嵐のなかで小児結核医となる。 太平洋戦争下には軍医としてかりだされ、戦後社会的活動に積極的に参加した経験をへて現在にいたるまで、時代の動向の中でどんな本を読み、そこか...

[ 内容 ] 物心のついた明治末年から、探偵小説に没頭した中学生時代、マルクス主義にふれた高校生時代を経て、弾圧の嵐のなかで小児結核医となる。 太平洋戦争下には軍医としてかりだされ、戦後社会的活動に積極的に参加した経験をへて現在にいたるまで、時代の動向の中でどんな本を読み、そこから何を得たか。 読書を通じて語る自叙伝。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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