総理

山口敬之(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2016/06/09
• JAN: 9784344029606

商品レビュー

2022/07/09

安倍さんが亡くなった日に読んだ。
リアルなやり取りがに引き込まれた。
この本を読む限り、国家のあるべき姿を考えて実行したのは、平成ではこの人だけの気もする。
実際、日米豪印の外交関係、金融緩和で株価上昇、東京五輪の招致、集団自衛権の拡張など、今思うと割と重要な施策が多い。

2020/01/20

初めの、安倍一次内閣が終わるときの麻生さんの支えようは、なんかデジャブだった。この本、既読だったっけ？って思ってしまったくらい。
どこで触れたんだろう。

でも、第二次への復活に向けた話以降は新しく、面白かった。 個人的に特に面白かったのは、消費増税に関する、財務省との攻防の場面かな。
省として説明したり、経済雑誌に情報を出して世論喚起、まではよくある話だと思うのだけど、大手銀行トップ、IMFトップ、日銀総裁まで使って外堀を埋めんとするとは。舌を巻きました。
あと、詳しくは書いておらずよくわからないけど、なんか、菅さんスゲー。

2019/08/14

2016年の本なので、すでに3年前だけれども、安倍政権が長期政権のため今の総理のことを書いている本でもある。特に意識せずに借りたが、この著者の山口さんが、例の訴えられたジャーナリストだったんだね。
どこまで本当のことかはわからないが、著者が記者という立場ながら取材対象者にがっつり入り込むことを信条としており、そこで見聞きした話が実際の政局につながっているというのは興味深い話だった。
長谷川補佐官が登山のイベントを企画して安倍の復活をお膳立てしたとかとてもおもしろい。
個人的には、宮城県亘理町の被災者、望美ちゃんの話をちゃんと読めてよかった。