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船に乗れ!(Ⅰ) 合奏と協奏 小学館文庫
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船に乗れ!(Ⅰ) 合奏と協奏 小学館文庫

藤谷治(著者)

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船に乗れ!(Ⅰ) 合奏と協奏 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2016/06/12
JAN 9784094063004

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商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2020/12/27

隣の芝生はいつだって青いし、氷山も一角らしいし、 世の中には表面だけ見て分からないものが多すぎる。 (以下抜粋) ○指が動くだけじゃ表現できないものが多すぎるんだ(P.88)

Posted by ブクログ

2020/10/16

 音楽高校の青春小説。  主人公の津島サトルは音楽一家の息子。一家の敷いたレールに乗り、チェリストを目指し、東京芸術大学附属高校を受験するが、失敗し祖父が学長を務める私立の音大の附属高校へ進む。  ちょっと身近にはいない、雲の上の存在。でも、音楽高校には音楽高校の青春がある。  ...

 音楽高校の青春小説。  主人公の津島サトルは音楽一家の息子。一家の敷いたレールに乗り、チェリストを目指し、東京芸術大学附属高校を受験するが、失敗し祖父が学長を務める私立の音大の附属高校へ進む。  ちょっと身近にはいない、雲の上の存在。でも、音楽高校には音楽高校の青春がある。  サトルも友人ももちろん「上手い」と言われたくて日々個人練習に励む。昼休みなどの時間も惜しんで。  しかし、音楽高校の活動はソロとしての練習のみではなく、合奏の練習も厳しい。毎年、音楽科全員によるオーケストラの発表がある。殆どの学生がピアノ専攻なので、メンバーのいないパートはピアノの専攻の学生が副専攻として、弾いたことのないバイオリンやチェロを無理やりやらされる。そこからのスタートだ。  皆、自分の楽器を一人で弾くときにはプロでも合奏となると、途端に指揮の見方、拍子の数え方から分からなくなる。音楽専攻の学生でも初めはそんな感じらしい。合わせるのって難しい。サトルは一年生だが学校で一番チェロが上手いと評判だが、一人が上手くても仕方がない。「はっきり言ってこの曲、チェロは難しくないのに、バイオリンがいつまでたっても弾けないせいで、こっちは何回ブン、チャッ、チャッ、ブン、チャッ、チャッばかりやらされるのだろう」と心の中で愚痴ったり。  意中の女の子がいる。美人で、一年生だけどバイオリンが一番上手い、負けず嫌いの南枝里子。  その子に思いきって声をかける。「文化祭で僕と一緒にメンデルスゾーンのピアノ・トリオやらない?」。 オッケーを貰えて、「家にレコードがあるから、ダビングしてくるよ。」。 しかし、家のカセットレコーダーが壊れていて、仕方がないから南さんにその〈カザルスの歴史的名盤〉といわれるレコードを貸すために学校へ持っていく。チェロと楽譜ケースも担いで、レコードも持って通学。南さんに貸そうとすると、「そんな大切なレコードに針を落とすのが怖い。私の家に来てダビングしてくれない?」と誘われ、彼女の家に。南さんは育ちのいいお嬢さんらしく、駅から公衆電話で家に連絡してから連れていく。彼女の部屋でダビングしながら、一緒にカザルスの名盤のピアノ・トリオを聴く。「この曲を弾くの?」彼女は驚く。  この辺りが好きだ。そう、あの頃はレコードが凄く大切だった。クラシック音楽なんて、その道の学生でも、レコードを聴いて初めて知る曲が多かったのだろうな。その後にきたCDの時代も盛りを過ぎ、今は大抵の曲をユーチューブや音楽アプリで手軽に聴くことが出来てしまうけれど、あの割れそうな黒い円盤を皆大切に抱えて友達に貸したりしていたな。それに、サトルのような凄いお坊っちゃんでも録音の手段はカセットテープだったんだな。あの時代辺り前だけど。それに公衆電話。今の子供は「皆、連絡はLINEだからスマホがなかったら困る」なんて言う。  今思えば、あの頃はなんてキラキラしたクラシカルな時代だったのだろう。(著者は1963年生まれ。音楽高校生だった自身を顧みながらの執筆らしいので、昭和50年代前半ごろかな。)。  で、その南さんと協奏曲を一緒に演奏出来て、心を通い合わせて、絶好調!  でも、2巻めから、下降の一途をたどるそうです。この物語は大人になった主人公の回想で語られるからもう本人は運命を分かっているのですが、傷ついてほしくないなと思います。  ネタバレごめんなさい。でも細部の読みどころについては殆ど書いていないです。    2巻に続く。

Posted by ブクログ

2019/04/27

あるかしら文庫で読んだ。何も期待しないで読んだが、音楽の知識は全くない私でもそのテンポだったり緊張感だったり、青春の甘酸っぱい感じを存分に感じることができた。蜜蜂と遠雷以来の感覚だった。1巻で終わらないとわかって、先が気になるが、まずは小休止したい。あの熱量をあと2巻味わうのもな...

あるかしら文庫で読んだ。何も期待しないで読んだが、音楽の知識は全くない私でもそのテンポだったり緊張感だったり、青春の甘酸っぱい感じを存分に感じることができた。蜜蜂と遠雷以来の感覚だった。1巻で終わらないとわかって、先が気になるが、まずは小休止したい。あの熱量をあと2巻味わうのもなかなかハードルが高い。しかも、挫折が待っていそうな予感。まずは、津島と南がいい感じでいい方向にいきそうなところでホッと一息つきたい。また、続きが気になる時に次の巻に手を伸ばそう。

Posted by ブクログ

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