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真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/06/15 |
JAN | 9784062934107 |
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真田を云て、毛利を云わず(下)
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
恥ずかしながら毛利勝永という武将の存在を本書を読んで初めて認識しました。加えて仁木作品の魅力が中国仙人ものだけじゃないのを知ったことの2つが収穫でした。 志を貫くという生き方は潔く、敵味方を問わず周囲から信頼されているところや、戦場での活躍するなど申し分ないのですが、一方で何故そ...
恥ずかしながら毛利勝永という武将の存在を本書を読んで初めて認識しました。加えて仁木作品の魅力が中国仙人ものだけじゃないのを知ったことの2つが収穫でした。 志を貫くという生き方は潔く、敵味方を問わず周囲から信頼されているところや、戦場での活躍するなど申し分ないのですが、一方で何故そこまで信頼されているのかがイマイチ明確ではなかった気がする。 それにしても、いかなる時もねちっこい裏交渉を仕掛ける家康のことは、どうしても好きになれないわ。
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時代は関ケ原から、大坂冬の陣、夏の陣へと進んでいく。 秀吉、三成から引き継いだ大きな「志」のため、最後まで大坂方に立って戦い続けた勝永の活躍が描かれる。 残念なことに、今一つ、武将としてのキャラが立っていないというかなんというか。 大勢の武将たちの間に埋もれてしまったというか...
時代は関ケ原から、大坂冬の陣、夏の陣へと進んでいく。 秀吉、三成から引き継いだ大きな「志」のため、最後まで大坂方に立って戦い続けた勝永の活躍が描かれる。 残念なことに、今一つ、武将としてのキャラが立っていないというかなんというか。 大勢の武将たちの間に埋もれてしまったというか。 五歳の太郎兵衛の頃の、強烈な印象が感じられなかった。 会話の言葉遣いが、現代人っぽい。 例えば。 「戦の前みたいだな」(統久) 「みたいじゃなくて、まさに戦の前なんだ」(勝永) 三十を超えた戦国武将にしては…と思わなくもないけど、今の時代小説はこんな感じなのかな?
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関ケ原の後、大坂冬の陣・夏の陣を通して勝永の生き様が美しい。これと決めた志を持ち続けることの難しさを知る私には眩しいほどだ。
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