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パルプ ちくま文庫

チャールズ・ブコウスキー(著者), 柴田元幸(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2016/06/10
JAN 9784480433473

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商品レビュー

3.7

55件のお客様レビュー

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2024/03/26

たまになんだか良く分からない物語を読んで、「なんだったんだ、これは」という気持ちで終わるのは嫌いではない。怪作とか傑作とかの惹句に引かれて読んではみたが、怪作なのか傑作なのかは分からない。それを考察したほうが良いのかどうかも分からないから考えない。でも、時々こんな世界観のものを読...

たまになんだか良く分からない物語を読んで、「なんだったんだ、これは」という気持ちで終わるのは嫌いではない。怪作とか傑作とかの惹句に引かれて読んではみたが、怪作なのか傑作なのかは分からない。それを考察したほうが良いのかどうかも分からないから考えない。でも、時々こんな世界観のものを読んで楽しむのは好きだ。最初の3ページを読んでみて楽しめそうだなと思ったら多分受け入れられると思う。 自称有能なダメ人間の日常はどこにでもあって、どうでもいいことの繰り返しの中にたまに何か興味深い出来事がある。そんなことはよくあることで、その興味深い出来事がハチャメチャでダメ人間もハチャメチャだとこの『パルプ』みたいな物語になるのかもしれない。主人公のニック・ビレーンは探偵である。このビレーンが好き勝手生きていい加減な人生を送り、色んな人たちを巻き込んで何もなし得なかったことは忘れない。

Posted by ブクログ

2024/03/06

訳の分からない本だった。でもそれは決して退屈という意味ではない。 ストーリーは探偵モノだと思って読んだけど推理とかそれ以前の問題で終始何が起こってるかよくわからない滅茶苦茶な展開。それぞれに寓意があるのかもしれないけど少なくとも私は初見では全然分からなかった。 主人公ビレーンの良...

訳の分からない本だった。でもそれは決して退屈という意味ではない。 ストーリーは探偵モノだと思って読んだけど推理とかそれ以前の問題で終始何が起こってるかよくわからない滅茶苦茶な展開。それぞれに寓意があるのかもしれないけど少なくとも私は初見では全然分からなかった。 主人公ビレーンの良いところが全然思いつかないくらいだめだめで適当な言動、登場人物たちとの下品極まりないけどなんとなくテンポの良い会話なんかを楽しみながらスラスラっと読めた。THE娯楽小説。B級映画とかB級小説が好きな方にとてもおすすめ。

Posted by ブクログ

2024/02/11

超笑えて、クールで、一気に読める探偵小説。読書の楽しみはこういうものだと教えてくれる。近代アメリカ文学の傑作。

Posted by ブクログ

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