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花の闇 隅田川御用帳 二 光文社時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/06/09 |
JAN | 9784334773137 |
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花の闇
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
元将軍側室万寿院が主の縁切り寺"慶光寺"の御用宿"橘屋"に雇われた塙十四郎が活躍する"隅田川御用帳"シリーズ第二弾。 第一話 虎落笛(もがりぶえ)-大福売り杢助のその女房おこうの秘密、第二話 かがり火-金五の恋心と土左衛門伝吉の復讐•大奥を巻き込んだ生臭坊主日照の悪事、第三話 春萌(はるもえ)-兵吉の女房お秋の過去と美人局の元夫達之進、第四話 名残の雪-十四郎の元許婚雪乃とその夫小田切の仇討ち。 話の展開にそんなに違いがないが、やはり面白い。
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このシリーズを前後して読んでいる。今回は十四郎の絡んだ話が多かったかな? まぁ、いつもそうなのだけどお登勢の出番がイマイチ少なかったかな・・・
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時代小説を久しぶりに読んだ。 ザ・人情物!!という感じ。全てにおいて物語のキーとなるのは人情だ。 理不尽が横行する社会で人の善意がキラリと光っている。だから、バッドエンドでもさほど苦痛ではない。 第一話:大福餅売りの美女と野獣夫婦の裏にある事情とは。 第二話:女装して縁切り寺...
時代小説を久しぶりに読んだ。 ザ・人情物!!という感じ。全てにおいて物語のキーとなるのは人情だ。 理不尽が横行する社会で人の善意がキラリと光っている。だから、バッドエンドでもさほど苦痛ではない。 第一話:大福餅売りの美女と野獣夫婦の裏にある事情とは。 第二話:女装して縁切り寺に駆け込んできた坊主。彼の抱えていた悲劇とは。 第三話:妻に若干DVっぽい職人と彼から逃げてきた妻……のはずが、それは演技で。妻の抱える複雑な事情が明らかに。 第四話:主人公十四郎が助けたのは元許嫁の今の夫……!? 読者の空気感を読み取るのが作者は得意のようだ。十四郎や金五の言動の中で「ちょっと行き過ぎなんじゃないか」と思うセリフにはそれ相応の罰を与えている。 縁切り寺を主眼に置いているため女性の悲哀というのをこれでもかと書ききっている。その縁切り寺に駆け込んでくる女性の悲鳴が、武士たちにはたわいもないことに見えるかもしれないが、とてつもなくしんどいことを、同じ女性としてつよく共感できた。 十四郎や金五が逃してしまうその悲鳴をすくい取るお登勢さんがいて良かったと思う。あなたがヒーローです。 でも十四郎がいないと、お登勢さんは本領を発揮できない。
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