1,800円以上の注文で送料無料

探偵が腕貫を外すとき 腕貫探偵、巡回中 実業之日本社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

探偵が腕貫を外すとき 腕貫探偵、巡回中 実業之日本社文庫

西澤保彦(著者)

追加する に追加する

探偵が腕貫を外すとき 腕貫探偵、巡回中 実業之日本社文庫

定価 ¥652

220 定価より432円(66%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2016/06/03
JAN 9784408553009

探偵が腕貫を外すとき

¥220

商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/03/27

腕貫探偵シリーズの5編からなる連作短編集。はっきりと証拠を犯人に突き付けて解決していくわけではないけれど筋の通った理論で相談者が安心したり自分自身で納得解決するように促していく流れが面白い。

Posted by ブクログ

2021/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きなシリーズてはあるけど、すごく嵌ってるというほどではなく、結構時間をあけて読み進めてるのもあって、細かい登場人物を憶えていないのは失敗だった。 これ読む前に、過去シリーズ再読しておくんだった。 月夜見ひろゑが『モラトリアムシアター』にも出てきてたなんで、本作品の解説読むまで認識してなかった(注:月夜見ひろゑは本作品には出てこない)。 全話に腕貫さんが出てくるわけではなかったので、腕貫さんを楽しみにしてる私としては☆3つにしたけど、総じて面白かった。ていうかユリエさんの方が登場シーン多かったかも。 当事者の一人が亡くなってる事件が多く、腕貫さんの推理の真偽は測れないんだけど、どれも辻褄は合ってる。 ・「贖いの顔」…腕貫さん登場。宅急便配達員が毎年4月4日に配達先のマンションの4階に鳩が突っ込んで死ぬ場面を目撃し、その部屋から死人が出る、という法則性に気づき、次の4月4日が来る前に仕事を辞めようか悩んでいるのを、通りすがり(?)の腕貫さんが別の視点から解釈を加えて事件の真相を推理する。甚だ強引な推理ではあるけど、これが真相かもと思わせる説得力はある。 ・「秘密」…自分の代わりに殺人の罪を被って服役した人物が亡くなった。葬儀に出た主人公がなぜ彼が罪を被ったのかを自問していると、斎場に櫃洗市役所一般苦情係の出張所を見つけ、知らずしらずのうちに相談する。 展開が初期の腕貫さんシリーズのパターンで、でも最近ご無沙汰だったので、新鮮な気持ちで読んだ。このパターン好き。 ・「セカンド・プラン」…自分が保険でしかなかったことに気づいた女が、男を殺すために殺し屋ばりの刺殺技を磨いたという執念が一番怖かった。ちなみに腕貫さんが斎場に出張中の事件。刑事たちが解決する。 ・「どこまでも停められて」…マンションの駐車スペースに見ず知らずの車を停められづづけてる人の話。夜のアーケード街に相談所を出していた腕貫さんが謎を解明する。真相に意外性があって、しかもほっこりとした終わり方で、一番気に入った短編。 ・「いきちがい」…住吉ユリエさんが、幼稚園時代に園内に埋めたタイムカプセルが掘り出されたのを機に、同窓会を企画する。集まったのは5人、それもほぼ面影がなくて思い出せない同級生ばかり(幼稚園同級生のリアル)。遅れて来る予定の先生が道に迷ったのを女装癖のある男子が迎えに行くが、入れ違いで先生は会場に到着。いつまでも戻らない彼は公園で遺体で発見される。 同窓会(しかも途中で有耶無耶)でいろいろ起こりすぎて無理がある話だったかも。ラストの終わり方は変化球できゅんとしたけど。

Posted by ブクログ

2021/06/27

《腕貫探偵シリーズ⑤》短編5話。事件そのものも当然面白い。でも、魅力はやはり、腕貫さんのブッ飛んだ発想と説得力。謎解きは結局正解かどうかは不明だったりするが、相談者と共に納得し安心させられる。そこが、探偵ではなく、あくまでも市民サービス課の公務員たる所以なんでしょうね。シリーズ物...

《腕貫探偵シリーズ⑤》短編5話。事件そのものも当然面白い。でも、魅力はやはり、腕貫さんのブッ飛んだ発想と説得力。謎解きは結局正解かどうかは不明だったりするが、相談者と共に納得し安心させられる。そこが、探偵ではなく、あくまでも市民サービス課の公務員たる所以なんでしょうね。シリーズ物の主役なのに、めちゃくちゃ地味で実はグルメな腕貫さん。もう少し、プライベートを小出しにして欲しいな。「どこまでも停められて」は温かみがあって好き。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品