- 中古
- 書籍
- 文庫
阿呆の鳥飼 中公文庫
定価 ¥990
330円 定価より660円(66%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/05/01 |
JAN | 9784122062580 |
- 書籍
- 文庫
阿呆の鳥飼
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
阿呆の鳥飼
¥330
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
鳥を中心にした小動物に対する百閒先生の、愛情にあふれる…、というか、熱が入りすぎたかと思えば、急に醒めたり、と、まあ、何と言うか…。不思議な随筆集である。 愛でる気持ちと、その真逆の気持ちが表れる、人間の矛盾性。 「魚の死ぬのを上がると云い、小鳥の死ぬのを落ちると云い」。 ...
鳥を中心にした小動物に対する百閒先生の、愛情にあふれる…、というか、熱が入りすぎたかと思えば、急に醒めたり、と、まあ、何と言うか…。不思議な随筆集である。 愛でる気持ちと、その真逆の気持ちが表れる、人間の矛盾性。 「魚の死ぬのを上がると云い、小鳥の死ぬのを落ちると云い」。 鶏の鳴き声がうるさい。二階の書斎にいて我慢していてもあまりに騒がしいので、癪に障り、わざわざ庭に出て棒で追い出す始末。余計に鳴き声が激しくなるwそして余計に頭にくるwww このエピソードは、百閒先生の姿が思い浮かぶ。
Posted by
おや、百閒先生のアンソロだと手に取って買って帰ったら家にもう一冊あった…。そうか、後で読もうと買ってあったのか… それにしても百閒先生は精神年齢が幼い気がする。物凄い素直で嘘のない人だけれども物事に対する接し方というか生き物に対する接し方があまりにも幼い。欲しいと思うとどうしよ...
おや、百閒先生のアンソロだと手に取って買って帰ったら家にもう一冊あった…。そうか、後で読もうと買ってあったのか… それにしても百閒先生は精神年齢が幼い気がする。物凄い素直で嘘のない人だけれども物事に対する接し方というか生き物に対する接し方があまりにも幼い。欲しいと思うとどうしようもなくなってしまう衝動のようなものを大人になっても抱えている人ってのは大変だろうなぁ。だからこそ彼の文章は今も読まれているのかもしれないけれども。 私はノラやを読む前に他の随筆を読んでいたので元々は猫キライの小鳥飼いな先生の方が印象に残っていたのでそうか、百閒先生というと猫好きってイメージを持っている人も居るのかぁなんて後書きを読んで思いました。それにしても作中、ネコ二匹失っただけで辛くてやりきれないのに何頭も飼っている人が信じられない、みたいなことを先生が書いてらしたけどご自分は小鳥を30も40も飼っている割に変なことを言うお方だな、と思いました。まあ昔の旦那さんなんてご自分で生きものの世話をなさるなんて言ってもするのはせいぜいエサやりぐらいだろうし後の事は家の者にやらせているんだろうなぁ…なんて事が透けて見えるからちょっと冷ややかな目で見てしまうってのもあるのかもしれないけど。
Posted by
鳥に関するエッセイ集。 内田百閒の随筆といえば、飼い猫のことを書いた『ノラや』が圧倒的に有名だが、本書に猫は基本的に登場しない。飼っていた鳥、そして小動物のことが主になっている。 随筆とも小説ともつかないものが幾つか混じっているが、その、現実と幻想の境界が曖昧なところが内田百閒ら...
鳥に関するエッセイ集。 内田百閒の随筆といえば、飼い猫のことを書いた『ノラや』が圧倒的に有名だが、本書に猫は基本的に登場しない。飼っていた鳥、そして小動物のことが主になっている。 随筆とも小説ともつかないものが幾つか混じっているが、その、現実と幻想の境界が曖昧なところが内田百閒らしいなぁと思う。 角田光代の解説も良かった。
Posted by