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喪失とともに生きる 対話する死生学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポラーノ出版 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784908765001 |
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喪失とともに生きる
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21196568
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看護師さん、お医者さんの臨場感あふれる文章にすっかり引き込まれ、子どもや赤ちゃんが亡くなる話、がん闘病の話を泣きながら読んだ。 子どもを失うことの苦しみは、自分にはとても耐えられそうもない。考えたくもない。でも生まれることはそれだけで奇跡。生まれたら誰でも死に向かっていく。植物...
看護師さん、お医者さんの臨場感あふれる文章にすっかり引き込まれ、子どもや赤ちゃんが亡くなる話、がん闘病の話を泣きながら読んだ。 子どもを失うことの苦しみは、自分にはとても耐えられそうもない。考えたくもない。でも生まれることはそれだけで奇跡。生まれたら誰でも死に向かっていく。植物のように、人間も枯れていくのは自然なことだと、記憶しておこうと思う。 ・あらゆる苦しみは、それを物語にするか、語ることで耐えられるものになる。 ・失くしたものを語る中で新たな意味を見出したり、それまでの自分の役割や経験から新しいアイデンティティを再構築していく。 ・起こった事象は変えられない。人が変えていけるのは事象に対しどう思いどう捉えるか。 話をしたり聴いたりすることの重要性、人との出会いと別れは人生そのものと言えることを心に留めて、日々を大切に生きようと思った。 悲しみに暮れている人にも、元気な人にも、すべての人にお勧めします。
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※このレビューにはネタバレを含みます
産まれる瞬間、人は最も死に近づく、産まれることは、常に死と隣り合わせだ。どんなお産であっても、苦しい状態をくぐり抜けた赤ちゃんの心音が正常な値にまで戻り、元気な声をあげるその瞬間まで、緊張を緩めることはない、そんな瞬間を乗り越えられたことが、奇跡、だから今生きていることは、奇跡、今生きている人は全員が、こうした奇跡を経験して生まれてきたのだ。 こどもを亡くした親は、生涯心の中にその子を、その子を失った悲しみとともに宿し続ける、悲しみは愛しさと一体なのだ、その子の代わりになる子などいない、とはいえ、亡くした子の兄弟にあたるこどもが、闇に閉ざされた世界に射し込む一条の光となり、親にこれからの人生を生きる目的と勇気を与えることは少なくない。 現代的な「終末期」の成立に至る変化の最初の段階は、医療技術の発展や公衆衛生の改善、社会保障制度の充実によって人間が長く生きるようになり、その過程で病院死が一般化することである。次の段階は、しかしその一方で多数派となった病院死において、患者に対して不十分なケアしか提供されていないことが社会問題化することにより生じる。最後の段階は、医療上の意思決定プロセスにおいて、患者本人の意思が重視されるようになることである。 心の休まる「ホーム」がどこにもないこどももいる、ハウスはあるがホームのない人が、ハウスもホームもない路上生活者を攻撃する、傷つけられるのはいつだって弱い者だ。 自分のもの、自分の記憶、自分の人との関係が詰まっていて、そこで暑さ・寒さから身を守り、安心して眠ることができ、やすらぎを得ることのできる空間を、私たちは「ホーム」と呼ぶのだろう。 ホームとは、単に暑さ寒さや外敵から身を守ってくれる場所であるだけでなく、労働のためのベースキャンプとなって日々の疲れを癒し、心休まる場所であり、家族があれば家族とともに過ごせる場所であり、そこから人間関係を広げていける場所であり、こうして、それは生きる意味を感じさせる場所でもある。
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