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タイの基礎知識 アジアの基礎知識1
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | めこん |
発売年月日 | 2016/05/01 |
JAN | 9784839602932 |
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タイの基礎知識
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
タイ旅行にあたって読了。 •タイも仏教だが、日本と流派が違う。日本は大乗仏教でタイは上座仏教。大乗仏教は他者を救済することを目的としているが、上座仏教は自己の救済、自身の徳を積むための行為が、来世ののより良い生活に結びつくと考える。 •タイには精霊侵攻があり、ピーと呼ばれて...
タイ旅行にあたって読了。 •タイも仏教だが、日本と流派が違う。日本は大乗仏教でタイは上座仏教。大乗仏教は他者を救済することを目的としているが、上座仏教は自己の救済、自身の徳を積むための行為が、来世ののより良い生活に結びつくと考える。 •タイには精霊侵攻があり、ピーと呼ばれている。祖先の霊、地域の守護霊、自然に宿る霊など…。タイの街(ムアン)には必ず町の守護霊をまつるラックムアンという柱もある。
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タイに行った前後で一読。 政治状況、国王について、周辺国との関係、日本との関係、国民の気質、宗教観など、ガイドブックでは決して得られない知識を学べた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本人がなぜタイに惹かれるのか。それは、次の理由があるという。 ○日本に似た景観-伝統的に稲作に立脚した社会と木造家屋の組み合わせが、深い郷愁に駆られる。車も左側通行。 ○多様な観光資源-遺跡、寺院、リゾートビーチ、ショッピング ○食べ物の類似点-米(但、インディカ種)と魚は食べ物の主役。魚醤の存在。 ○宗教-国民の9割以上が仏教徒(但、上座部仏教)。日本の神道のような精霊信仰もある。 ○居心地の良い社会―「ピー・ノーン」(保護・被保護)の二者関係が重要な社会。個人主義的な傾向が強く、よそ者に対しても包容力がある社会。微笑の国(the Land of Smiles)。「マイペンライ(大丈夫、気にしない)」 タイ系民族を大きく分けると、中部から南部にかけてのシャム(サヤーム)と北部から東北部にかけてのラーオ(ラオスの主要民族とタイ東北部のラーオは元々同じ民族。1893年にメコン川を境に東側がフランスに割譲されたため分断)。シャムは、アユタヤの崩壊(1351-1767)後、トンプリー朝(1767-82, ビルマから独立を回復したタークシンが中国福建省の潮州系華人の支援を得て成立)を経て、ラッタナコーシン朝(アユタヤ王家の血を引くラーマ1世が1782年に開く)を興し、現在に至る。タイではシャムの文化が規範となっており、1939年までの正式国名はシャムであった。 冊封体制を基盤とする東南アジアの国際秩序は、ヨーロッパ諸国の侵出により崩壊。特にフランスは強欲で、トンブリー朝(1767-87)時のタイの領域は、現在のラオスとカンボジアも含んでいたが、フランスは1863年にカンボジアを保護国とし、1887年にフランス領インドシナ連邦を成立させると、1893年に仏泰戦争を経てラオスを連邦に編入。1863から1907年まで5度にわたりタイはメコン川流域の支配域を割譲している。このため1940年から41年に、「タイ・フランス領インドシナ紛争」が勃発。1941年に日本が仲介役を果たし失地回復している(cf. Victory Monument)。 「プラーサート・プラウィハーン(プレア・ビヘア)寺院」(9世紀末にクメール人が建設したヒンズー教寺院)を巡るタイとカンボジアの軍事衝突に見られるように、国境線問題は今も顕著である。
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