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白夜の爺スナイパー 集英社文庫
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白夜の爺スナイパー 集英社文庫

デレク・B.ミラー(著者), 加藤洋子(訳者)

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白夜の爺スナイパー 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2016/05/25
JAN 9784087607215

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白夜の爺スナイパー

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3.9

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2024/09/02
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孤独な老人が元海兵隊で培った能力を発揮し子どもを守って大暴れの痛快アクション。タイトルや帯書きからそんな感じの内容かと思いきや、数々の戦争が人の心に遺した疵、さらに現代日本にも通じる諸問題をも含んでいて、存外に重い。 ニューヨークに住む老時計修理人シェルドンはユダヤ系アメリカ人で朝鮮戦争では海兵隊の狙撃手として従軍した経験を持つが、最近愛妻を看取った彼は、唯一の肉親である孫娘リアの懇願でノルウェーに移住した。同居するリア夫婦のアパートの部屋に、ある日階上に住むバルカン系の女が息子を連れて逃げ込んで来る。シェルドンは思わず母子を匿うが、女は彼に息子を託して追ってきた男に抵抗し殺されてしまう。クローゼットに少年と隠れて難を逃れたシェルドンは、少年を守るため孫婿が所有する国境近くのサマーハウス(狩猟用のライフルがある)を目指すことを決意する……。 こういう序盤のプロットを見ると、身体のあちこちが利かなくなり認知症すら疑われる82歳の老人が、危機的状況に陥って過去に培った能力を再び覚醒させるーといった展開を期待してしまうが、実際のところそう上手く運ぶものでもない(ただの年寄りではないことを思わせる描写も随所で出てくるが)。ポールと名付けた少年とは言葉が通じないため会話はなく、シェルドンの独語が続くし、むしろ既に亡くなっている友人ビルが傍らに現れて会話をしたり(老人の妄想か幻覚か、或いは幽霊のようなものかは不明)、あるいはベトナムで戦死した一人息子ソールとのやり取りの描写がしばしば挿まれる。垣間見えてくるのはユダヤ系アメリカ人としての強い誇りと自我、ホロコーストや朝鮮の戦地で受けた心の疵、愛息を死地に追いやったという悔恨、それらを周囲に巧く伝えられず理解してももらえない諦め……様々な要素が皮肉屋で面倒臭い頑固爺のシェルドンという人物を象っている。 息子である少年を追う男エンヴェルは元コソボ解放軍で仲間と薬物売買などを生業にしていた。彼らアルバニア人もコソボ紛争の犠牲者ではあるのだが、彼らの非合法ぶりに理解することはできないし、移民政策に危機感を募らせる警部の台詞にむしろ共感を覚えてしまう。クライマックスで迫真のバトルシーン、爺さん絶体絶命で大逆転ーなんていうハリウッド映画的なお約束もほぼなく(まあ現実はこんなものか)やや駆け足気味に大団円と思しき描写で幕は閉じる、が、シェルドンは誰かを護れたのか、そして自身は救われたのか―爽快感にはやや遠い、薄くモヤっとした読後感が残った1冊。

Posted by ブクログ

2023/09/24

ノルウェー在住なので 知った土地名が出て来て 嬉しい様な・・・ 特に家を買う前 借家でトイエンに住んでいたので そこの難民・移民が多いオスロらしからぬ 混沌とした雰囲気を思い出しました。 ストーリーは重いような軽いような 何とも 説明がつかない感じでしたが・・・

Posted by ブクログ

2023/08/13

かつて朝鮮戦争に従軍したユダヤ系アメリカ人、シェルドンは80歳を過ぎてノルウェーに移住。そこで殺人事件に巻き込まれ、生き残った子どもを守るための逃避行に出る。 出版された2016年に少し話題になっていた本書ですが、ようやく読めました。老人が子どもを守るために活躍するアクション的...

かつて朝鮮戦争に従軍したユダヤ系アメリカ人、シェルドンは80歳を過ぎてノルウェーに移住。そこで殺人事件に巻き込まれ、生き残った子どもを守るための逃避行に出る。 出版された2016年に少し話題になっていた本書ですが、ようやく読めました。老人が子どもを守るために活躍するアクション的な、それこそ映画みたいなストーリーを想像していたのですが、実情はもっと重おもしくて読んでいても娯楽な気分にはなりませんでした。登場する人物には戦争の影が強くかかっていて、それぞれがその苦しみの中に生きている、特に主人公のシェルドンは民族としてホロコーストの背景を背負い、親としてベトナムで息子を失った傷を背負い、本人として朝鮮戦争で目の前で吹き飛んだ戦友を背負っていて、さらに犯人側も殺された母もその子どももコソボ紛争の闇を背負っています。そうした途切れることの無い戦争の憎しみと悲しみの傷が描き出す事件、というのが、ラストまでとても切なくつきまとうお話でした。なかなかの重みですが訳も良くて(ジジイの偏屈さがとても素敵)すいすい読めました。認知症と正気の狭間の表現も絶妙でした。でもなぜこの邦題にしたのかよくわからない。せめて映画の見せ場になるようにスナイパーとしての活躍の場をもう少しはっきりもたせてあげればよかったのに。 認知症のジジイをすごく上手に使った話といえばクドカンの「俺の家の話」と一緒にお楽しみください。あの脚本は神がかってたけど、本書も認知症の使い方とラストは負けず劣らずでした。 ところであとがきには映画化されると書いてありましたが、出版されてから早6年、どうなったんでしょうね。

Posted by ブクログ

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