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死の迷路 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/05/25 |
JAN | 9784150120702 |
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死の迷路
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
クローズドサークル・ミステリというと、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を思い出しますが、それをディックがSFでやっているのが面白かったです。 あらすじ: 目的を告げられずに、未開の辺境惑星デルマク・Oに集められた14名の男女(男8女5+遅れて男1が参加)。その使...
クローズドサークル・ミステリというと、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を思い出しますが、それをディックがSFでやっているのが面白かったです。 あらすじ: 目的を告げられずに、未開の辺境惑星デルマク・Oに集められた14名の男女(男8女5+遅れて男1が参加)。その使命を伝えるはずのテープを再生すると、テープは勝手に消去されてしまいます。そして、誰もが着陸後は二度と飛び立てないノーザーという乗り物できていたことが判明。通信手段も持ち合わせていないことがわかるにいたり、機械とも生物とも分からない生物がいるこの奇妙な惑星に、完全に孤立してしまったことに気付きます。 そんな状況の中、集められたメンバーが一人また一人と謎の死を遂げていきます…。 とにかく一人目は「えっ?」て感じの突然の死に方でビックリ!「神はいる」という前提の世界観で、犯人は全てを破壊する形相破壊神か、本の裏表紙に14人と書かれていたから、まだ来ていない14人目の人物か、それとも謎の生命体の仕業なのか…と最初はいろいろ考えましたが、読み進めてみると、最後はSFらしいまとめ方。人類が宇宙に出て行くと、こういうこともあり得るだろうなと考えさせられました。また、目次にあたる、全く本文と無関係な長ったらしい章立てや、「神はいる」という前提の小説で、スピノザやヴォルテールの名前がでてくるなど、遊び心もあって面白かったです。 それにしても、3Dホログラムや3Dプリンタ、ソードアート・オンラインのナーヴギアのようなVRマシンや生成AIなど、よく1970年に考えついていたなと感心しました。個人的には,適当に開いたページが、その時の指針を啓示する、作中の「スペクトフスキーの書」がアナログちっくで好きですね。 追記: P26の5-6行目(初版) 配送係はは疑わしそうににらんだ。 ↓ 配送係は疑わしそうににらんだ。
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この夏はSFを読もうかと思って!あまり読んでないけど、読みたいジャンルなので!とりあえず古典的SFを読みたいなあと思って、アンドロイドは電気羊の夢を見るかを借りに図書館行ったら、ディックの本これしか置いてなかったからこれ借りた。 最初の一~二段落目だけでこの話の世界観が分かるのやけど、わたしはこの冒頭に衝撃を受けたよ。SFってすごいな。ネットワーク上に神がいるのか。 デスゲーム始まるからこのタイトルも納得やけど、最後の最後、2回目のどんでん返しでタイトルそういう意味かあとなった。そうかもう夢の中にいることにしたのか。 本当に話も面白く読んだが、他にも章タイトルはその章を読み終わるごとに目次のタイトルに戻って読み直すくらいには楽しんだ。なにあの章タイトル?わたし何か読み落としてるの?ラッセル破産したってよ。(誰か教えて…) アンドロイドは電気羊の夢を見るかはまた今度読もう。まだ何冊か読みたいSFがあるけどもう8月も半ばになってしまった…
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氏の作品の中ではまたマシな方と評される、と解説で書かれているか、SFをあまり読まない自分にとってはかなり刺激的でした。 一番最初に主観的に描かれるベントールチーフがあっさり死んてしまいいきなり先が見えなくなり困惑しました。神が実在する設定もいいですね。作中で語られた、地球上での人間以外の生物から見れば確かに人間は極めて不完全な神なのかも。終盤に大きなどんでん返しが2つあって楽しい。最終盤でのセスの失踪についても深みを感じます。食料の心配はないのだろうか、例えばコーヒーはつきかけているらしいし。人を平気で殺してしまう人間の心理は理解できないが究極の環境下であれば、なのかもしれない。 途中意味不明な言葉がたくさん出てきてSF読みづらい感は否めないけどこれは慣れの問題かもしれないです。
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