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パークアヴェニューの妻たち 現実は、想像をはるかに超える。
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/04/15 |
JAN | 9784062199438 |
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パークアヴェニューの妻たち
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パークアヴェニューの妻たち
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9件のお客様レビュー
海外の女性の生態に興味があり手に取りました。ニューヨーク高級住宅街の母たちの生態についてのフィールド調査エッセイと言ったところ。なお、著者は博士の学位は取得されていますが、本職はライターなのではないでしょうか。一応社会学者とはありますが、本書は霊長類学、文化人類学を引き合いに出し...
海外の女性の生態に興味があり手に取りました。ニューヨーク高級住宅街の母たちの生態についてのフィールド調査エッセイと言ったところ。なお、著者は博士の学位は取得されていますが、本職はライターなのではないでしょうか。一応社会学者とはありますが、本書は霊長類学、文化人類学を引き合いに出しているので、本書は学術的に厳密とは言い難いかと思います。 なお、本書では「研究」という訳語が頻繁に出てくるのですがこれはおそらく「学術的」研究ではなく、日本語の語感から言って「調査」の方がより適切かと思いました。 著者はコミュニティにうまく入ることができなかったため、文化人類学的視点から関与的観察者として参加することでやり過ごそうという作戦で始まるため、最初はぶつけどころのないモヤモヤや苛立ちを皮肉めいた文体で書かれているので、読んでいてあまり気持ちのよいものではありません。 が、最後まで読み通すことで、関与的観察者がどのように現地化していくのかをつぶさに見てとることができるという点から、文化人類学のリサーチ方法について現代的コンテクストで検討する資料として大変貴重なケーススタディなのではないかと思います。学部生向けの教材としても良いのではないでしょうか。 結局、著者の流産をもってして最終的なコミュニティへの参加が達成されているのがなんともやるせない気持ちになりました。 なお、アッパーイーストの妻たちの生態は、細かな手段は異なれど中・高所得者層の日本の母たちにもよく当てはまるように思います。そういう意味では、日本は全体としては豊かな方がより広い地域に分布していることに興味を覚えました。また、知的レベルや技能ももより高いように思います。
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くだらないマウンティングをしあうのは豊かじゃない証拠…と思ってるふしがあったけど、この本を読んで考え方が激変。富の象徴であるパークアヴェニュー・イーストサイドの妻たちのマウンティングの愚かしさよ…。女は働かず多くの子供を育てるのが裕福の証…って、昔の日本のムラ社会かよ!富を極めれば人は逆行するのだろうか。ほんと興味深い。 あと「アメリカ人は~」って一口に語りたがる人間多いけど、アメリカはアメリカでもマンハッタンとLAじゃ全く別なのだと改めて教えてもらった気持ち。 追記 いざ自分も子育てを始めると、かつて読んだときとは読後感が全く変わり、とにかく第七章に胸を打たれた。 日本のムラ社会かよと思っていたけれど、日本では子を失った母親にこれほど寄り添ってもらえるだろうか。やはりアメリカ人は対話が上手いというか、会話によるカウンセリングの力を信じているのかなと思う。 核家族で孤立した子育てをしている現在の状況は人類史上初めてのことって、お世話になってた支援センターの保育士さんが話してくれてたのを思い出した。
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ニューヨーク、マンハッタンの高級住宅街に生息する奥さんたちのライフスタイルを人類学者の視点で綴った、著者の実体験に基づく手記。 東京の港区マダムとも若干似ているところもあり、相違点やあの人この人を思い出したり、旅行で歩いたマンハッタンの街並みを思い出しながら楽しく読みました。 ...
ニューヨーク、マンハッタンの高級住宅街に生息する奥さんたちのライフスタイルを人類学者の視点で綴った、著者の実体験に基づく手記。 東京の港区マダムとも若干似ているところもあり、相違点やあの人この人を思い出したり、旅行で歩いたマンハッタンの街並みを思い出しながら楽しく読みました。 個人的にはアッパーイーストの豪壮な高級感やブランドショップが並ぶ雰囲気には、圧倒されたものの、住んでみたいかと言われると微妙。 エルメスとモンクレールが好きなところは港区と同じかな。
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