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公明党 創価学会と50年の軌跡 中公新書2370
定価 ¥924
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784121023704 |
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公明党
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
安保問題や、小選挙区制容認など、ブレているようで、母体(池田ファンクラブ)擁護では一貫している。もともと庶民感覚で左翼思想に馴染まない人々が構成要素として多かった
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公明党について、客観的に深掘りした良書。良くも悪くも、公明党が日本の産んだものであることが歴史的に良く分かる。
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「五五年体制」から「自公体制」へ。本書の小見出しの一つである。自自公連立が1999年なので、民主党政権の3年間を除いて、もう20年近く自公体制が続いてきたことになる。五五年体制を94年の細川内閣までの39年間とすると、自公体制はその半分に既に達している。 公明党のこの存在感の一...
「五五年体制」から「自公体制」へ。本書の小見出しの一つである。自自公連立が1999年なので、民主党政権の3年間を除いて、もう20年近く自公体制が続いてきたことになる。五五年体制を94年の細川内閣までの39年間とすると、自公体制はその半分に既に達している。 公明党のこの存在感の一方で、その歩みや特徴をまとめた本は、これまであまりなかった。本書はこの欠落を埋めるもので、1950年代に始まる創価学会の政界進出から64年の結党、70年の言論出版妨害事件、75年の創共協定とその破談、90年代における新進党への参加とその失敗などを経て、2014年の集団的自衛権支持に至るまでの軌跡がまとめられている。他国の連立政権と比べた際の自公連立の特異性(政策の乖離と全面的な選挙協力)や、候補者の選定過程についての記述も興味深かった。 筆者によると公明党の議員は、「選挙に出たい人」ではなく周囲が「出したい人」たちで、マジメでこつこつ型らしい(国会図書館の利用率が圧倒的に高い政党は、公明党と共産党だそうだ)。だが、こうした人たちは自民党との駆け引きには不向きなことが多い。また、福祉など教育など特定の分野では自主性を発揮する一方で、国家全体のビジョンを打ち出す力は弱いと筆者は評価する。 公明党関係者への取材が活用されるとともに、適切な距離感も取れており、中公新書らしい一冊。
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