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日本防衛秘録 自衛隊は日本を守れるか 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/03/27 |
JAN | 9784101366623 |
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日本防衛秘録
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
日本を取り巻く状況の分析から、自衛隊の設立、ここに至る経緯、在日米軍との関係など、様々。 4年ほど前の本で状況はかなり変わっている気はするが、明快で読みやすい。 この人、確か問題あって辞めさせられたんだよな、と思ってたんだけど、その時の大臣て、そういや緑の女帝だったなと思って...
日本を取り巻く状況の分析から、自衛隊の設立、ここに至る経緯、在日米軍との関係など、様々。 4年ほど前の本で状況はかなり変わっている気はするが、明快で読みやすい。 この人、確か問題あって辞めさせられたんだよな、と思ってたんだけど、その時の大臣て、そういや緑の女帝だったなと思って。
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現職の防衛官僚にとっては有難迷惑な一冊という気がする。 元防衛事務次官が、「現場の自衛官の置かれた状況を周知する・改善する」「国民の防衛意識を高めるように啓蒙する」という熱意の下に書かれた本ではある。 自身の見聞きしたエピソードを織り交ぜながら、防衛省・自衛隊が社会に認められ、...
現職の防衛官僚にとっては有難迷惑な一冊という気がする。 元防衛事務次官が、「現場の自衛官の置かれた状況を周知する・改善する」「国民の防衛意識を高めるように啓蒙する」という熱意の下に書かれた本ではある。 自身の見聞きしたエピソードを織り交ぜながら、防衛省・自衛隊が社会に認められ、法制上の位置づけを確立してきた歴史を振り返る記述は、「秘録」かどうかはともかく、整理されていてわかりやすい。 なかでも、防衛施設庁の歴史や業務に関する記述は興味深かった。 現職の防衛省関係者が言いたいことを代弁しているような筆致で、賛否はともかく、フンフン、と読み進んでいった。 賛否というのは、あくまでも現状の自衛隊のあり方を是認するスタンスだから。 そのこと自体は、必ずしもネガティブではない。「歴史的に声をあげられなかった自衛隊」の主張を誰かが明言しなければならないだろう。ただ、客観的ではない。 なので、全体的には興味深い本なんだが、最終章の沖縄に関する部分は残念な出来になっている。 「米兵が犯罪を起こすと必ず取り沙汰されるのが、日米地位協定である。(中略)米軍人の犯罪人の捜査・取り調べもこれにより規定されているが、日本国内と同じ手続きが取れない。そこが不公平であるとして問題視されるのだが、しかし米兵の犯罪は減少しているという事実が一方にある。」 まさしく話のすり替えで、非論理的である。 全体のトーンから、「これが防衛官僚の本音なのね」と思われてしまっては現職にとっては有難迷惑だろう(それとも、本音では共感するのだろうか)。 それに、日米地位協定を米軍人の犯罪捜査に関するものとしてだけ言及するのも、矮小化と感じられる。 沖縄の基地返還が進まない理由は「地主が地代を失いたくないから返還に応じない」ためだと匂わせているが、このあたり、部分の話と全体の話を混在させて分かりにくく書いていると感じた。 数字をあげて書いているのだけど、分母の取り方が恣意的に見える。そこまでの熱意がないので検証しないが、文庫版の428ページあたりが妙な記述になっている。 「沖縄勤務が辛かったの?」と言いたくなるくらい、この章ではなんか感情的になっている。 ということで、最終章が後味が悪いけど、全体としては興味深い内容の本です。
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元防衛事務次官の守屋氏による著作。 文官らしく、制度の話や基地対策的な話など、自衛官の著作とはまた違った切り口がある。
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