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エディー・ウォーズ Sports graphic Number books

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/03/01 |
JAN | 9784163904313 |


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エディー・ウォーズ
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
(2016/4/25) ファンにとって、たまらん本である。 この半年一年、ラグビー日本代表本は何冊も何十冊も読んできた。 選手自身が書いた、というか口述筆記のような本もあれば、 選手の声をひたすら拾って挙げる本もあれば、 過去の雑誌記事の焼き直し、おためごかしのような本もあった。...
(2016/4/25) ファンにとって、たまらん本である。 この半年一年、ラグビー日本代表本は何冊も何十冊も読んできた。 選手自身が書いた、というか口述筆記のような本もあれば、 選手の声をひたすら拾って挙げる本もあれば、 過去の雑誌記事の焼き直し、おためごかしのような本もあった。 その中で、スポーツライター生島淳さんの本、本物である。 彼も藤島大さんや大友信彦さんのように、 日本代表活躍のずっと前から応援注目し続けてくれた同士の一人。 そんな彼が南アフリカ戦前、そして後のジャパンを追い続けたこの文章は熱い。 エディを中心に、日本代表メンバーの取材を相当重ね、彼らの動きをその心理とともに描き上げた。 その多くはいろんなメディアに既に取り上げられ、初耳、というネタはそんなにはないが、 それでも取材を重ねることで厚みを感じることが出来た。 特筆されるのは、代表候補として合宿に帯同していながら、最後の最後に落とされた、 村田穀の取り上げ方ではないだろうか。 わが慶應からNECに入り、レギュラーの座を獲得し、日本出身唯一の第三列としてエディに注目されながら、 「厳しさが足りない!」とメンバーからはずされた村田。 南アフリカ戦直前の応援ビデオではその悔しさもあったろうに、 選手を励ますべくおどけた姿をカメラの前にした村田。 優しい男なのだ。 その章は第四章、ボーダーライン。 ここにエディの真骨頂が伺える。 その村田、サンウルブズに入ったものの、ちっとも出てこない。 細田が頑張り、初勝利に貢献してるのだから、村田だってチャンスはあるはず。 選手層の薄いサンウルブズにあって出てこないとは。 宮崎から離脱した後も早朝トレーニングを続けたという村田。どうしたのだ。 スクラムが五分に闘えて、サンウルブズは初勝利した。 村田の力は必要なはず。 頑張れ、村田!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回のW杯は、ちょうどR国からの帰国のタイミングと重なり、横目でしか見ていなかった。 そんな状況でも、なにやら凄いことになっているのは伝わってきていたし、現に、南アとの試合で歴史的快挙を成し遂げた。ただ、なんとなく蚊帳の外から眺めていた感じだったので、改めて復習と、今年(2019年)の日本大会への気分を盛り上げるための予習にと読んでみた。 面白かったし、今さらながら泣ける。 エディー・ジョーンズによるチーム作りのお話が骨子。優秀な選手を集めることは当然第一義の課題ではあるが、選手に効率的効果的に動いてもらうために、いかにサポートするスタッフを集めるかという、バックヤードの充実の大切さを学ぶことのできる一冊だった。 卑近な例に置き換えて考えれば、営業部門と管理部門ということだろうか。管理職と部下でもいいのかな。ビジネスにも活かせる智恵がたくさん語られている。 それもそのはず、エディーはよくビジネス書を読んでいたらしい。ビジネスの手法をチーム作りに取り入れたということだろう。というか、組織を有機的に機能させることに、ビジネスもスポーツも、そこに境界はない。 特に面白いと思ったのが、メンタルトレイナーの存在だろうか(2015W杯ジャパンの時は荒木香織氏)。エディー自身が、 “ハッピーになった選手は成長が止まる。それよりも、いったん精神的に停滞局面に入り、どん底から這い上がってきた選手の方が、とんでもない力を発揮するようになるのだ。この「落差」を作り出すのが自分の仕事だとエディーは信じていた” とあるように、個人にもチームにも極端なまでにプレッシャーを与え、破壊からの創造を図るリーダーであるため、この「鞭」に対する「飴」というか、サポートが必要ということなのかもしれない。 五郎丸のルーティーンの確立に協力したり、南ア戦前日の立川理道の不安の分析と解決への導きを行ったり、メンタルトレーナの機能に、本書の中では一番付箋を貼ったかもしれない。 村田毅へかける荒木氏の言葉に、こういうものがあった。 「自分がどうなりたいか、それだけはぶれずにいよう。ぶれない目的があれば、結果がどうなろうと受け入れられるはずだから」 今、悩める後輩に送りたい言葉かもしれない(メモメモ)。 本書の後半は2015W杯の試合を、選手・スタッフら当事者目線で振り返ってゆく。 怒涛の試合展開にページをくる手が止まらない。改めて当時の試合VTRなどの動画を見ながら読むことをおススメする。TVの実況、解説では語られない選手の内面や、気づかなかった動きにも目が行って非常に楽しめる。 そして、泣ける!
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半分泣きながら読んだ。 エディーにとって、選手たちにとって、スタッフにとって、想像を絶する闘いの日々の末に訪れた歓喜の瞬間が生きいきと描写されて涙腺が弛むのを禁じ得ない。 何度読んでも泣ける。
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