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島本理生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2016/04/26
JAN 9784087716566

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商品レビュー

3.4

51件のお客様レビュー

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2024/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の無知と愚かさを突きつけられた。 忙しくて本から遠のいていたが、久しぶりに手に取った本がこの本で良かったと思う。比紗也の「文脈」を知ったからこそ、比紗也に寄り添えた。しかし、読み始めた最初は、私は比紗也を傷つけもした真田と同じ思い込みをしていた。どうして比紗也を堕落した人だと決めつけてしまったんだろう。そして、私がもし紡に会ったら、彼の人生をどう「評価」するのだろう。無知であらないように努力しているんだという勝手な自負と、想像力の無さを再認識させられた。

Posted by ブクログ

2023/06/11

主人公の境遇は恵まれないことばかりだけど、自身を省みずに助けようとしてくれる男性の存在が尽きない。自分の力で運命を切り拓くというよりは、男性が救いたくなってしまう天性の何かをもつ女性の話、という読後感。ストーリーとしては面白かったし、読めない展開に興奮しながら読んだ。

Posted by ブクログ

2023/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

P215 期待なんて裏切られるんだ。当たり前だ、皆、そうやって生きてる。おまえだけじゃない。それでも必死にやったら蟻一匹くらいは報われるかもしれない。徒労だし理不尽だろう。だけど、救いっていうのは、そういうもんだ。蟻一匹の為に永遠の命をつかってこいよ。 そんなかっこよくあり一匹と潔く言われたことに、ガツンときた。徒労に終わるかもしれない事でも、自分に少しの期待が見えているなら、もともとない事だと思ってやってみた方がいいな、と思えた。 P220 「気持ちを察して下さい。自分を傷つけた相手と向き合ってしゃべるなんて、凄く勇気のいる事です。」 なんてかっこいい。両方の人を大事に想っていなければ、言い放てない一言にアッパレ!! さて、 気になって読み進めて、読み終わってみたが、何とも言えないモヤモヤしたものが心に残る。読んでいて、なんでこのタイトルなのか、ずっとわからない。 →「イノセント」とは、無垢・潔白・無害のことを意味する英語表現である。 と、調べてみてもピンとこない。 無垢なところあった? 純白ってどこだ? 無害? もう紡ぐ君や紗雪(だっけ?)ちゃんのことしか、イコールにならない。 んでもって 修道院ってそんな感じで受け入れてくれるの? 主人公のお父さんをそうやって面倒見れるの? と気になってしまって、なんだかなぁ。 時々出てくる、宗教を絡めたストーリー。島本さんは、なんで絡めるのかな?ほかの作品をもっと読めばわかるかな? 「よだかの片思い」のイメージがまだ残る。体力ある時にまた違う作品読んでみようかな。

Posted by ブクログ

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