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着くずされた義姉 竹書房ラブロマン文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2016/04/19 |
JAN | 9784801906969 |
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着くずされた義姉
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商品レビュー
5
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得意の激甘ラヴストーリーで素敵な和装ヒロインが誕生
華道の家元に次男として生まれ、今は会社勤めで家を離れている25歳の主人公。この家元への弟子入り時に主人公の兄(次期当主候補)と結婚したメインヒロイン【真咲】30歳。今は未亡人ながら亡夫(亡兄)に代わって家元を継いではいるものの、本来は嫁の自分ではなく弟たる主人公が継ぐべきと考えて...
華道の家元に次男として生まれ、今は会社勤めで家を離れている25歳の主人公。この家元への弟子入り時に主人公の兄(次期当主候補)と結婚したメインヒロイン【真咲】30歳。今は未亡人ながら亡夫(亡兄)に代わって家元を継いではいるものの、本来は嫁の自分ではなく弟たる主人公が継ぐべきと考えている。この2人が主人公の3年振りの帰郷によって再会したことで始まる官能ラブストーリーである。 真咲には妹【翼】20歳がいて同居しており、屈託のない明るい性格で主人公を振り回している。また翼の友人で同年齢と思われる女子大生の【雪菜】は真咲が営む生け花教室に通ってきており、同じく生徒として主人公が子供の頃から知り合いの主婦【初音】35歳も通っている。この3人がサブヒロインとなるが、家元の邸宅を出入りする身として3人とも仲が良いだけでなく、真咲を含めた全員が主人公とも近しい間柄という構図。 一見すると4人ヒロインの多さを感じるかもしれないし、メインが後回しにされる可能性も危惧されるところだが、メインとサブはきっちり分けられ、しかも7章立ての4章まででサブ達との逢瀬は終えることで後半に真咲とのラヴラヴがしっかり盛り込まれている。美野作品ではお馴染みの構成だが、キャラ立ちの良いサブヒロイン達に肩入れすると多少の物足りなさはあるかもしれない。しかし、意地っ張りな真咲の本心と主人公が秘めている想いを知る3人は自分の気持ちもちょっぴりありながら、それでもこの2人を適度にからかいつつ最後は心優しく、温かく見守るのである。それだけ主人公の根本的な人柄の良さと真咲の少々面倒くさくも可愛らしい振る舞いが思わず応援したくなる形で描かれているとも言える。 夫(兄)を喪って3年が経ち、元気も取り戻した真咲には主人公との思い出があって、内心憎からず想っている。そんな主人公が久し振りに帰って来たというのに初音に呼ばれたり翼や雪菜と出かけたりして気になるばかり。そして帰りが遅いとなれば生真面目にもお小言を垂れる様子には堅物的な融通の利かなさも感じられる。ただ、そんな時に生ける花は明らかにバランスが悪く、表立って態度には表わさないもののバレバレというのは実に可愛らしい。個人的には好きなタイプの大人ツンデレキャラと言える。 実は過去に主人公の筆下ろしの相手だった初音との色っぽいやり取りや、貞淑なお嬢様ながら旺盛な官能的好奇心から目覚めている雪菜、そして奔放な翼といった面々との交わりを通じて最後は真咲と結ばれ、これまた美野作品ではお馴染み(?)の温泉旅行に出かけては心と体の融合三昧となる官能面も基本的には押しに弱い女性の悶える様が淫靡に描かれている。今回は和装を存分に加味した官能ラヴコメとして、(それでもこれをマンネリと見る向きはあるかもしれないが)その破壊力は未だ健在としたい。
DSK