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陽炎の門 講談社文庫
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陽炎の門 講談社文庫

葉室麟(著者)

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陽炎の門 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/04/15
JAN 9784062933612

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陽炎の門

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商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2023/10/05

この作品は、江戸時代を舞台にしているけど、本当の人としての「義」を貫いた武士を描いていて、清々しい。江戸時代は、徳川幕府の政策のために、「愚かな主にでも忠節を尽くすのが武士道」などという馬鹿げた思想が、蔓延っていたので、この作品のような「義」を通す話は、気持ち良い。

Posted by ブクログ

2022/04/11

親友の罪を証言し、その親友の切腹に立ち会い首を落とした主人公の桐谷主水。その事もあり、「氷柱の主水」と呼ばれて下士から執政に昇り詰める。親友の娘を娶るが、その弟が真犯人が居るとして主水を父の仇と藩に敵討ちを求める。元々、周囲は主水に批判的で失脚した方が良いという雰囲気。監視が付き...

親友の罪を証言し、その親友の切腹に立ち会い首を落とした主人公の桐谷主水。その事もあり、「氷柱の主水」と呼ばれて下士から執政に昇り詰める。親友の娘を娶るが、その弟が真犯人が居るとして主水を父の仇と藩に敵討ちを求める。元々、周囲は主水に批判的で失脚した方が良いという雰囲気。監視が付き、これが非常に嫌な奴。ここまで読むと非常に重く陰鬱で、読む気が失せてくる。 真犯人探しが始まると急転してゆく。ミステリの要素が増えてくる。元対立派閥のトップに面談したことにより、原因と犯人が分かる。他の執政達は知っていて隠蔽していた。敢然と闘おうとする主水。 秘策を以って敵討ちに臨む。最後は意外な人物が手助けする。ただ、一番最後に詳細な事実が明かされるが、何だか安っぽい話しに落とされたような気分になる。

Posted by ブクログ

2021/05/23

葉室麟の本はいつも面白いが、本作もその通り。本作は終わり方も比較的明るくて良いと思う。前半は主人公がかなりの窮地に追いやられ、読んでいて苦しく感じるほど。それだけ感情移入できるということだし、ストーリー展開も自然で納得できる。心洗われる読書をしたい人にはオススメの作家。

Posted by ブクログ

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