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神秘(下) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/04/15 |
JAN | 9784062933803 |
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
神秘 白石一文 ここ数年で離婚/離職/引越/修繕改築/起業/再婚/開業/建築/運用/建築…と立て続けに時間も労力も半端なく掛かることをずっとやってきた。五十も過ぎてから全て手探りでどうなるのかよく分からないまま頑張るしかない時間を過ごしてたので、上手く読書する時間を作れなくて遠ざ...
神秘 白石一文 ここ数年で離婚/離職/引越/修繕改築/起業/再婚/開業/建築/運用/建築…と立て続けに時間も労力も半端なく掛かることをずっとやってきた。五十も過ぎてから全て手探りでどうなるのかよく分からないまま頑張るしかない時間を過ごしてたので、上手く読書する時間を作れなくて遠ざかってましたが、今年やっと活字を読む時間を作れるようになった。まだ年間数冊だけど活字を読んで頭の中で物語を追い、登場する人物の造形や声を作り動かしていく楽しさを改めて感じられました。敬愛する白石一文先生の作品を読むのも久々で、七百ページを超える本作を一月以上かけてゆっくり楽しんだ。相変わらず先を読ませない文章で時折挟まってる「白石節」を存分に楽しみました。どんな結末を迎えるのかほんとワクワクしながら読み進めてラストで驚愕させられました。因果と言うのか数奇な運命と言うのか?正しく「神秘」と思える人間模様や人生の悲喜交々を自分に置き換えて考えたり出来て楽しかったです。よくこんな物語を考えつくもんですね。感心しきりです笑笑。 白石一文先生の作品をずっと読んで来ました。あと数冊でコンプリート出来たはずがここ数年読書サボってましたので未読の作品が増えました笑笑 楽しみが増えてますね笑笑
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- ネタバレ
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感想 正直な感想は「なんだかなぁ〜」。正になんとも言えない偶然を見せられたという感じだ。ノンフィクションの物語を見せられているような気分になった。 どんどん繋がっていく人と人との関係に、自分も人の縁に支えられて生きているのだと思わざるを得ない感じがした。 上巻では、死に向き合い、死を考え、下巻でそれが自分を取り巻く人の縁にたどり着いた。人生とは?を考えさせられるような本だった。 あらすじ やよいを探していた菊池は、神戸に移り住み、思うがままにやよい探しをしていたが、あることがキッカケになり、情報が整理され、行きつけにしていたおでん屋の女将がやよいであることに気づく。 そこから、やよいに癌を治してもらうでもなく、穏やかな生活を送っていた。やよいと共に東京へ移り住み、やよいの元夫の谷口兄弟と親交を持つ。やよいの夫の双子の兄の公道はタクシードライバーであり、まさに菊池と元妻の藍子を取り持った人であった。 自分の縁を探るべく、やよいの元夫の善道を探したところ、震災後の石巻でタクシードライバーをしていることが分かり、尋ねる。善道の妻のゆかりは、八歳で子供を亡くし、その子供こそが、藍子が心から繋がりを持てたという真尋であった。実は真尋は藍子の妹だったのだ。 色々な人のつながりや縁は正に神秘である。
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不思議な力を持つ人がキーパーソン人になる物語。上巻ではあまり話が見えてこず、読むのがしんどい部分が多い。しかし、下巻で上巻の様々な伏線の回収があるので面白い。白石作品にしては長編であるがもう一度読みたいとも思える。深い内容であった。
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