事故物件めぐりをしてきました 大島てるが案内人

菅野久美子(著者)

• 販売会社／発売会社: 彩図社
• 発売年月日: 2016/04/05
• JAN: 9784801301405

商品レビュー

2022/07/03

人が亡くなった物件か。
心理的瑕疵を気にするもしないも、人それぞれ。
そんな物件に関わる人達の、インタビュー。

2021/04/16

事故物件について調べ、体験してきたレポート。最後の、現場検証に立ち会ってきた警察官の方の言葉が印象に残った。
「浄土真宗だったか、人間は生まれたときから死につかっているというわけではないんですが、みんないつか死ぬわけだから、死に様をどういうふうに迎えるかというだけなんです。私も明日死ぬかわからない。、だから、その日その日を大事に生きるしかない。」p139
孤独な遺体に接した時に、看取ってあげたからねと遺体の顔を拭いてあげる彼の優しさと誇りを感じた。
生きているうちにできることは何か、何をするのか、したいのか、考えさせられた。

2020/05/09

『大島てる』のタイトルに期待すると肩透かしを食らうだろう。20頁位までしか出てきちゃいないし。
物件めぐりは前半だけで、後半は事故物件の基礎知識やかかわる人（本人含む）とのあれこれ。知識的な個所は、ほとんど引用だったけど、初見だったので個人的には良し。
ただ、素直にいくつかの物件を回っても面白かったんじゃないかなぁ。