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むかし・あけぼの 小説枕草子
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むかし・あけぼの 小説枕草子

田辺聖子(著者)

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むかし・あけぼの 小説枕草子

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1983/06/30
JAN 9784048723596

むかし・あけぼの

¥550

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2023/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

半年近くかかって読了。途中もう読み切れないと思ったけど、読み始めるとやっぱり面白くて。この小説での清少納言の性格が最高すぎる。男との付き合い方割り切ってて好き。なにより定子様だけを見てるまっすぐさがいい。 図書館で借りたので単行本版。 こちらの記事https://books.bunshun.jp/articles/-/1788 を読了後に読んだ。次は氷室冴子作品か冲方丁「はなとゆめ」を読もうかな。

Posted by ブクログ

2021/09/15

春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。 うーむ、いいですねー。絵になりますねー。 やっぱり春というと思い出してしまう。 「枕草子」を取り出して読むともなく見ていると、昔より意味がわかるではないか。古語辞典なくてもね...

春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。 うーむ、いいですねー。絵になりますねー。 やっぱり春というと思い出してしまう。 「枕草子」を取り出して読むともなく見ていると、昔より意味がわかるではないか。古語辞典なくてもね。ということは年取ると古語に近くなるのかな(笑)じっくり読みたく思う。 ところで田辺聖子氏の「むかし・あけぼの」はじつに面白い。 氏が「私は『枕草子』をこうよんだ」という感性で書かれた清少納言の物語。 だから、「枕草子」の訳本ではない。 『清少納言に、自分の脈搏がひびきあうのを感じ、かねてから好ましく』思い、 『現代の人は、あまりに性を肥大化して考えすぎている。』ていて、 『充足の対象を異性関係に限定』するを好まず、 『人間の充足感は、同性への敬慕、自然と人生への心おどる観察、あるいは創作の喜び、可能性に挑戦する意欲、それらで燃焼されることも多い。』から、散文派の聖子氏は「枕草子」的エッセーに共感した。 と氏があとがきで述べている。 でも「むかし・あけぼの」に挿入されている歌は『涙多い恋に身を灼く女』の部分が出ている歌集「清少納言集」からとったそうな。 私のお薦め本です。

Posted by ブクログ

2019/06/16

先日亡くなられた田辺さんの作品です。枕草子で有名な清少納言の生涯を描いた大作でした。宮中の中の女性社会が魅力的に描かれていました。定子中宮への愛が溢れんばかりでした。こういう生き方は、たぶん幸せなんだと思います。思ったほどドロドロしたところはなく、キレイにかっこよく爽やかに明るく...

先日亡くなられた田辺さんの作品です。枕草子で有名な清少納言の生涯を描いた大作でした。宮中の中の女性社会が魅力的に描かれていました。定子中宮への愛が溢れんばかりでした。こういう生き方は、たぶん幸せなんだと思います。思ったほどドロドロしたところはなく、キレイにかっこよく爽やかに明るく描かれているので、陰陽師などの同じ平安時代をあつかった小説とは少し趣も違います。どっぷり王朝時代時代の雅に浸かれる秀作だと思います。

Posted by ブクログ

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