D・トランプ破廉恥な履歴書

ジョン・オドンネル(著者), ジェームズ・ラザフォード(著者), 植山周一郎(訳者)

• 販売会社／発売会社: 飛鳥新社
• 発売年月日: 2016/04/09
• JAN: 9784864104883

商品レビュー

2025/03/14

2016の本だが、10年経った今のトランプと全く変わらない言動、行動。アホか。元側近が暴露、とあるがおそらく辞めさせられた腹いせに書いたのだろう。トランプと博打で張り合った日本の博打屋柏木が別荘で惨殺されたようだが、この本の著者のジョン・オドンネル（偽名かも知れない）も今やコンクリート詰めになっているかも知れない。しかし、勝てば官軍と思っている脳天気な米国人が半分以上いるということは間違いない。

2016/10/11

非常に面白い本であった。
現在騒がれているドナルド・トランプの3、40年前からの人物像が語られている。
本書は以前「経営者失格」という邦題で日本でも1990年ころに発売されており、聞くところによると内容はほぼ同じだという。訳者も「植山 周一郎」氏なのであるからそうなのであろうが、エピローグではなくプロローグにそう書くべきだったろう。
ただ全体を通して翻訳も非常に素晴らしく、昨今非常に多い「気まずい翻訳」ではないため読みやすい。要は日本語がカクカクしていないのだ。カクカクした翻訳の代表格がハーバード・ビジネス・レビューとかいう名前だけの本のあれだ。ああいった翻訳ではないため非常に読みやすい。ドナルド・トランプの人柄は海外メディアのニュースを見ていればすぐに見透かすことができそうだが、それでも側近との間に何が起きていたかを知りたいのであれば本書は良書だと言える。