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はるひのの、はる 幻冬舎文庫
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はるひのの、はる 幻冬舎文庫

加納朋子(著者)

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はるひのの、はる 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2016/04/12
JAN 9784344424562

はるひのの、はる

¥220

商品レビュー

4

22件のお客様レビュー

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2023/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一作目の主人公サヤの息子ユウスケと彼の成長の折に出会う人々の物語。 前二作で活躍した登場人物たちは出番がほとんどない(実はユウスケも前半はあまり出番がない)のが少しさみしくもあるが皆元気そうで安心する。 後半は並行世界。ややこんがらがったが再読して理解。 父母に似て優しい少年に育ったユウスケ。 サヤがユウスケを守ってきたように、今度はユウスケがサヤと華を守っていくんだろうなと思う。 ※個人的私感になるが、さやさんに思い入れがある一読者としてはプロローグで“それ以上に”とは言わないでほしかったなぁ。

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2022/11/04

「理解しよう」と思って読んではいけない。活字の中へ身を投じ、そこにあふれる光を愛で、風を感じ、聞こえる音に耳を澄ます。そして目の前に繰り広げられる出来事を見つめているうちに、暖かな感動の波にゆっくりと包み込まれていく、この本は、きっとそういう本だ。 最初から種明かしされている通...

「理解しよう」と思って読んではいけない。活字の中へ身を投じ、そこにあふれる光を愛で、風を感じ、聞こえる音に耳を澄ます。そして目の前に繰り広げられる出来事を見つめているうちに、暖かな感動の波にゆっくりと包み込まれていく、この本は、きっとそういう本だ。 最初から種明かしされている通り、本書は「ささら、さや」から始まる三部作の、最終章にあたる、と言っても、本書だけで独立した一冊として成立しているので、前作たちを読んでいなくても、きれいさっぱり忘れていても(^ ^; この本だけで楽しめる。 内容は...「壮大な、超個人的な事情」と言うか(^ ^; 章ごとに主人公が変わったり、幽霊が見えたり見えなかったり、殺人事件があったり無かったり、未来人と出会ったり、ドッペルゲンガー(?)と出会ったり... 時間も場所も人間関係も、かなりあちこち行き来しつつ進む。同じ話が、後から微妙に「ずれて」再登場したり... ...という訳で、脳が硬化しているおぢさんは「理解する」のを諦めました(^ ^; ゆったりと温かい活字の流れに身を委ねていれば、上流から「感動」がドンブラコ、と流れてきます(^ ^ 分かってはいても、まんまと感動させられてしまうのは、これぞ「筆力」といふものなのでせう(^ ^ 結構なものを読ませていただきました(^o^

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2022/08/26

霊視のホラーミステリーですね。 久しぶりに加納さんの作品を読みたくなって、積ん読の本棚から抜き出してみました。 「ささら さら」を読んでから随分たちますが、ユウスケの成長後の話ですね。父親の霊から護られる優しい母子と、母子の暮らしを支える住民との心温まるハートフルミステリーでした...

霊視のホラーミステリーですね。 久しぶりに加納さんの作品を読みたくなって、積ん読の本棚から抜き出してみました。 「ささら さら」を読んでから随分たちますが、ユウスケの成長後の話ですね。父親の霊から護られる優しい母子と、母子の暮らしを支える住民との心温まるハートフルミステリーでした。 今回も短編連作で、ユウスケと「はるひ」の命を守る不思議なハートフルミステリーでした。「はるひ」が謎の少女でタイムトラベラーのようでもあり、ユウスケと様々な霊をふくめて出会いと結び付きを演出します。物語は複雑と混迷を醸し出していきますが、加納ワールドの謎解きで秘密が明らかにされていきます。 加納さんの澄んだ爽やかなでアイロニー豊かな文章に久しぶりに浸れて楽しい時間を過ごせました。 ホラー系は余り読まないのですが、たまには良いかな。 心温まるホラーミステリーだからこそ読みたい作品でした。

Posted by ブクログ

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