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父・夏目漱石 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2016/04/08 |
| JAN | 9784167906016 |

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夏目伸六著『父・夏目漱石 (文春文庫 ; な24-2)』(文藝春秋) 2016.4発行 2020.8.2読了 本書の底本は、1991年7月10日発行の文春文庫で、底本のテキストは1964年1月20日発行の文藝春秋新社刊のポケット文春533を用いている。初版本は1956年に発行...
夏目伸六著『父・夏目漱石 (文春文庫 ; な24-2)』(文藝春秋) 2016.4発行 2020.8.2読了 本書の底本は、1991年7月10日発行の文春文庫で、底本のテキストは1964年1月20日発行の文藝春秋新社刊のポケット文春533を用いている。初版本は1956年に発行されており、残念ながら本書の内容は初版本に忠実ではない。一部随筆や口絵が割愛されているようだ。 本書は夏目伸六の処女作であり、有名なステッキ叩打事件の顛末が収録されている。今の時代から言うと完全な児童虐待なのだが、漱石没後、長じた伸六はずっとその理由を父の頭の病気のせいにしてきたと言う。ところが、ある日、父の全集を拾い読みしている中で、その「答え」を見出す。「生来の厳しいオリジナルな性癖」からくる「模倣者達」や「偽善者達」への「軽蔑」と「憎悪」が漱石をしてあの行為に至らしめたのではないかと述懐しているのだ。男女七人の子どものうち文筆の道を進んだのは伸六以外におらず、その著作を読めば、伸六に父譲りの文才があったことは否定しがたい。漱石と同じ末っ子として生まれ、同じく癇癪持ちだった伸六は、恐らく一番多く父親の性質を譲り受けていたのだろう。伸六の著作は漱石研究の中であまり引用されることがないと聞くが、少なくとも鏡子悪妻説は言下に否定されるべき問題で、鏡子夫人の存在は、漱石にとっても、遺された子ども達にとっても大きな支柱となったことだろう。かつて父から模倣者と罵られた伸六が、文筆家として初めてこの世に送り出した本作は、我々の想像をこえる意味があったに違いない。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027192956
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やはり息子にとって恐い親父だった。それでも著者の目を通して、妻・鏡子や出入りする弟子たちの様子が伝わってくる。伸六氏が文筆を生業にすれば、嫌でも漱石と比べられる必然を背負ってしまう。自分もそういう目で本書を読み、漱石の文章がいかに無駄をそぎ落として鋭いのかを再認識した。それでも、...
やはり息子にとって恐い親父だった。それでも著者の目を通して、妻・鏡子や出入りする弟子たちの様子が伝わってくる。伸六氏が文筆を生業にすれば、嫌でも漱石と比べられる必然を背負ってしまう。自分もそういう目で本書を読み、漱石の文章がいかに無駄をそぎ落として鋭いのかを再認識した。それでも、この著作が漱石を知るうえで重要なものであり、伸六氏の勇気を感じずにはいられない。
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【没後100年。息子が記録した癇癪持ち大作家の素顔】偏屈で癇癪持ちの父。その怒り爆発の瞬間、日記に残した子どもへの情愛、臨終の一部始終を、次男坊の記憶でスケッチした名随筆。
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