HAKUTO、月面を走れ 日本人宇宙起業家の挑戦

袴田武史(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2016/03/30
• JAN: 9784396615604

商品レビュー

2024/04/29

帯：断固たる決意

要約：
新しいイノベーションは領域と領域が重なったところに生まれるので、ある程度幅広い知識を持ち、全体を見ることができる多領域最適の解を出せる人が求められる。
チームをまとめるのに必要なのは「ビジョン」と「コミットメント」
どんな環境や組織に所属しているかに関わらず、自分でやりたいことに信念に基づいてやり遂げることが大切。

感想：
自分はテクノロジー、ビジネス、クリエイティブの3分野でイノベーションが生まれると思っている。これは幅広く見れば、多領域になるので実行できるまでの知識にしていく。

ドックの話
企業から支援金を取ってきて、学生の授業料を出させる教授の話が研究者というより経営者で非常に面白い

袴田さんの目的に達成するまでの道のりを描き、プランニングする考え方の原点は学校の授業に頼らずやっていこうと決め、やみくもに勉強するのではなく、自分で勉強法の本を読んで何がよいのかを自分で考え、結果的に一番いいと思うものを採用する。この自分で問題設定し、解決案を考えて実行する。しかも思い通りにいかない体験を含めて成功体験だった。失敗からのリカバリーを学べた。
➡︎思い描いたプランニングで最悪のケースも検討した上で実行する。

決断して人をぐいぐい引っ張っていくカリスマ的なリーダーシップと協調的なキャプテンシップがあるが、どちらも自分のやりたいこと＝ビジョンをはっきりさせなければいけない
自分も袴田さんと同じくキャプテンシップタイプだからこそ、自分のやりたいことをはっきりさせる必要がある

キーワード
概念設計　多領域最適　スカンクワークス　プロボノ

2016/07/06

宇宙船が飛び交う世界が見たく、
エンジニアが活躍できる環境をつくるコンサルティングをやっている。

ボランティアがHAKUTOプロジェクトに参加する。
自分の能力を伸ばす場として。

国の宇宙開発は失敗が許されない。
安定感のある古い技術を使わざるを得ない。
そらを民間に委託し最新の民生部品を使うことで
安くスピード感のある開発ができる。
耐久性より使い捨て。
様々な業界からチャレンジしたい人が集まってくる。

スカイボックスイメージング
小型のカメラ衛星を多数、低い軌道で打ち上げる。
画像を地上でつなぎ合わせる。
今までは静止衛星を使っていたが、
軌道が高いので高性能なカメラが必要だった。

2016/05/27

宇宙旅行が当たり前になっている世界を夢見る筆者の自伝。
ビジネスとして、現実的かつ確実に夢に向かって進んでいるようです。