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青い脂 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2016/04/06 |
| JAN | 9784309464244 |
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青い脂
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青い脂
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
スターリン期のソ連文学は化粧を塗りたくった甘ったるい顔をした怪物であり、『青い脂』はそんなソ連の現実を裏返してその腐った内臓に目を向ける試みだった。 ──ウラジーミル・ソローキン
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原著1999年刊。 「怪物」ソローキンによる、破壊と猥雑化の限りを尽くした、妙な小説である。 読み始めるとすぐに、ボリスなる人物による、何を言っているのか全然わからないような手紙が延々と綴られてゆく。この圧倒的な「わからなさ」「言語の異物感」は、大昔に読んだSF小説『ニューロ...
原著1999年刊。 「怪物」ソローキンによる、破壊と猥雑化の限りを尽くした、妙な小説である。 読み始めるとすぐに、ボリスなる人物による、何を言っているのか全然わからないような手紙が延々と綴られてゆく。この圧倒的な「わからなさ」「言語の異物感」は、大昔に読んだSF小説『ニューロマンサー』の文章の感覚に似ている。 ひっきりなしに繰り出される妙な造語は、よく見ると巻末に用語解説が載っている。しかし、そこでピックアップされているのはごくわずかであり、このボリスの文章を理解するにはまったく足りない。 やがてボリスのパートが終わり、もっと分かり易い文体が出現する。 第二次世界大戦がロシアとドイツの勝利で終わっている奇妙なパラレルワールドの1950年代に話はやがて移り、独裁者スターリンが登場する。しかもスターリンとフルシチョフのセックスシーンなんかも出てきて、もうはちゃめちゃな話になってくる。 はちゃめちゃぶりはスターリンらがヒトラーのところに行ってからさらに加速し、「青い脂」を注射したスターリンの脳がずんずん巨大化して地球を覆い尽くし、やがて太陽の120倍にまでなり、とうとうブラックホールになる。めちゃくちゃな話で、しかし不思議と痛快なクライマックスである。 悪ふざけの底が抜けており、見ようによってはラブレー的な哄笑を拡張したものと見えなくもない。 とにかく圧倒的な凄い小説だとは思う。良いか悪いかはよく分からないが、とにかくパワーに満ちている。面白い。
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最近ポストモダン文学にハマってる。この作品はその系統だと思う。前衛的というか実験的というか、兎にも角にもはちゃめちゃって感じ。ストーリーの筋自体は複雑ではないと思うが、書き方が複雑かつ、独特の文体でついていくのが困難。もうその文体や造語自体を楽しむしかないって作品。 小説を書くこ...
最近ポストモダン文学にハマってる。この作品はその系統だと思う。前衛的というか実験的というか、兎にも角にもはちゃめちゃって感じ。ストーリーの筋自体は複雑ではないと思うが、書き方が複雑かつ、独特の文体でついていくのが困難。もうその文体や造語自体を楽しむしかないって作品。 小説を書くことで青い脂(青脂=せいし=精子)という奇抜なアイディアも斬新でよき。そういう小説内小説の入れ子構造も楽しい。ロシアの文豪が次々と出てき、各作家の文体に合わせて小説も書かれていた。ナボコフが一番好き。比喩表現が面白いから。 それぞれの作家を読んでいて、ある程度理解があればもっと楽しめたと思う。 怒りから子どもが生まれてくる映画、クローネンバーグの「ブルード」を思い起こした。 こういう小説は、真に面白い!って感じることは少ないけど、存在自体に感謝ってな感じで個人的には好み。
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