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谷川俊太郎詩集 現代詩文庫27
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谷川俊太郎詩集 現代詩文庫27

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谷川俊太郎詩集 現代詩文庫27

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 1969/11/01
JAN 9784783707264

谷川俊太郎詩集

¥385

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2025/01/11

詩という実践が、言葉の地平を切り開く孤独な営みであることを自覚した上で、詩が"読まれる"ことに貪欲なまでに重きを置くこと。谷川の詩の強度のことを思う。

Posted by ブクログ

2011/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 書けない、というのは、何らかの文章を書いている人なら、必ず直面する事態であって、それは、毎日文章を書いている人でも、多分身近なことなのだと思う。本当の意味で書けている時なんて、どれほどあるのか、だけど無理にでも書いてしまうから、正確にはわからない。そうやって誤魔化しているうちに、書けないけど書けてしまっていることを、書けていると思い込むようになるのかもしれない。案外そういうものだとも思う。  だけど中には書けないことを書いてしまうという人もいる。谷川俊太郎もその一人だ。彼は幾度となく書けないことを反復する。書けない、と言いながら、書き進めていく。  ただ、面白いのは、絶望の障壁を目の前にして、彼が取る態度だ。その障壁に対して、血を吐いたり、自らを刻み付けたり、そういうことを、彼はしない。むしろ、思いの外簡単に、絶望を諦めてしまう。諦めて、するするとすり抜けていってしまう。相変わらず彼自身は、書けないことの手前で立ち止まっているのだけれど、そうでありながら、障壁をすり抜けた自分を想定し、そこで楽しんでいるかのように見える。  それは一見軽薄かもしれないけれど、そうじゃなくて、誠実なんだと私は思う。絶望だけを書こうとする、そんなものは、多分、殆どが嘘にしかならないだろうから。書かれた嘘を本当のように振舞うのではなく、嘘をどこまでも嘘として剥ぎ取る、それを可能にするための、身軽さなのだと、私は思う。  書けないことを巡って書かれた(と思える)「旅」はすごく良かった。だけど、時事詩篇ばかりの「落首九十九」はあまり好きになれない。私が潔癖症なだけかもしれないけど。詩劇もあまり。ただ、短編小説のような小品は、好きでした。十年早く、触れておきたかった。

Posted by ブクログ