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エムブリヲ奇譚 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/03/25 |
JAN | 9784041037164 |
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エムブリヲ奇譚
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商品レビュー
4.1
25件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
迷い癖のある旅本作家・和泉蠟庵と、荷物持ちとして彼の迷子に付き合わされる耳彦の奇譚集。 面白かったです。好きな世界観でした。 蠟庵先生は迷った先で名所や温泉に出くわすので道がわからず旅本に書けないし、耳彦は博打好きで借金をこさえがち。懲りないな。。 だいたい耳彦が命の危機寸前までいくけど、間一髪で蠟庵先生がきたりする。最終話もそうだけれど、見える範囲にいるのに迷子になる先生がこういうときはちゃんと辿り着くのでなんかあるのかなぁ。 お話はとくに、表題作と「あるはずのない橋」「「さあ、行こう」と少年が言った」が好きでした。 エムブリヲの健気さがかわいい。 「〆」は凄かった……小豆との顛末も、村で出てくる食べものに全て人の顔みたいなのが付いてるというのも強烈でした。 山白朝子さんが一番好みだと再認識しました。単行本で読んだのですが、山本タカトさんの装画も素敵です。 温泉に行きたくなる。異界はそこかしこに口を開けてて、迷い込む人を待ってるんだろうな…とか、思ってしまいます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすくサクサクと読み進められる連作短編集。 耳彦がかなりのクズっぷりを発揮する「〆」がきつい。 「地獄」は読んでいて元ネタはホラー映画好きにはアレだとピンとくるね。 最後の章で迷い癖が単なる迷い癖ではないことが明らかになって驚く。 とりあえず温泉に行きたくなりました、満足です。
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旅本を書く和泉蝋庵とそのお供をする耳彦が遭遇する怪異を扱った連作短篇集。 人の情念が成るものが恐ろしさや憐れさをもたらす。少々単調に感じられる側面もある。 「地獄」の描写がグロテスクできつかった。
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