恋する殺人オーディション メディアワークス文庫

御影瑛路(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2016/03/25
• JAN: 9784048655880

商品レビュー

2024/11/25

「Capture １」
オーディションの最後は。
映像が流れていても音声がなければ、何が起きているのか判断するには情報が足りず視聴者は困惑するだろうな。

「Episode １」
尊いものは才能であるが。
今回の応募に何よりも必要とされているとはいえ、それだけを見て全てを決めてしまうのは少し偏見過ぎないか。

「Capture ２」
波乱のスピーチが始まる。
嘘を見抜く手段があるとはいえ、それを嘘だと認識せずに本気で話をしていたら事実になるのではないだろうか。

「Episode ２」
自白してしまったことで。
バレてしまったら取り繕うにも、嘘は吐けないのだから言葉をどれだけ選んでも素直に認めるが一番最前だろう。

「Capture ３」
最後の投票の前に真実を。
どれだけ頑張って犯人に繋がる者を見つけ出したとしても、それが誰か分からなければ何も意味がなかっただろ。

2024/09/16

あまり期待せずに読みだしていたので，思っていたよりかは面白かったというのが率直な感想である． 少し思うところはあるものの，メディアワークス文庫だと思うとまあ納得のいく作品であった．

2020/10/19

各々、歌、ダンス、美貌等等の取り柄を持った少女達が一大プロジェクトであるアイドルオーディションの最終選考、と告げられて運ばれた先はモニターだらけの異様な空間。そこで告げられたのはオーディションの選考方法、視聴者投票、そして投票最下位の者が殺されるというシステムだった。

…殺人をチラつかせる異様なゲームに突如参加させられる、という設定はまあもはや飽和状態の感もあるのであまり驚かない。
各メンバーのキャラクター設定や腹の読み合いなど、やっぱり主人公は性格が清廉潔白というか優等生というか、という、プリキュア然りセーラームーン然り…みたいな「お約束」な空気があって、こういう行動取るヤツはやっぱり脇役だな、みたいな「テンプレ気味キャラ付け」な部分を感じたりもして、それが王道でもあるしなんか捻ってあってもいいのかもと思ったり。的な。
星3.5くらい。

オーディション内でのデビュー曲云々のところで調べたら「ミライノート」は同名のアイドルソングが現実にもあるんだなと、へー。と。