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よくひとりぼっちだった
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1984/08/15 |
JAN | 9784163386706 |
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よくひとりぼっちだった
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高校時代のこと。 現国のH先生は、読んで面白かった本をたまに授業で紹介してくれた。 そのH先生の読み方はヒジョーに深くしかも鋭く、 行間のさらに行間の奥に潜む作者・登場人物の心理を暴き出し、 わかりやすく説明したものだった。 一応読書好きな自分だけれど、 より深く踏み込んで読むH...
高校時代のこと。 現国のH先生は、読んで面白かった本をたまに授業で紹介してくれた。 そのH先生の読み方はヒジョーに深くしかも鋭く、 行間のさらに行間の奥に潜む作者・登場人物の心理を暴き出し、 わかりやすく説明したものだった。 一応読書好きな自分だけれど、 より深く踏み込んで読むH先生の領域にはまったく達していない。 今、H先生の授業を聞くことができたら、 さぞ面白いだろうと思う。 当時、どんな本を紹介していたのかほとんど記憶にない。 唯一、一冊だけ覚えていたのがこのモーリー・ロバートソンの『よくひとりぼっちだった』なのだ。 高校を卒業してン十年になるけれども、 ようやっと手に取ることができたわけです。 もっとも多感な10代後半に、 日本とアメリカの教育・文化の違いに翻弄され傷つきつつも、 たくましく立ち向かっていく自伝的作品。 東大とハーバードに合格するまでのストーリー。 実は自分に「なんちゃって帰国子女」になるチャンスが一度高校時代にあった。 当時、父がアメリカで仕事をすることになったのだ。 大学受験と重なる微妙な時期だったし、 聞く・話す英語にはまったく自信がなかったしで、 結局はアメリカに行かず、日本の高校を卒業し日本の大学へ行く道を選んだ。 近年になって一念発起し、英会話を学ぶようになった。 あのときのチャンスをフイにしたことを後悔した。 しかし、今回の作品を読んで、アメリカに行かなくてよかったかもしれないと、 思うようになった。 サンフランシスコで散々いやな目に遭ったモーリーである。 より保守的なアメリカ南部の高校にもし自分が行っていたら?? うーむ。 ちなみにモーリーは現在ミュージシャンとして活躍している。
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