- 中古
- 書籍
- 書籍
青い城 New Montgomery Books4
定価 ¥1,281
220円 定価より1,061円(82%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 篠崎書林 |
発売年月日 | 1983/11/01 |
JAN | 9784784101900 |
- 書籍
- 書籍
青い城
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
青い城
¥220
在庫なし
商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後の「君を愛していることに気付いたんだ」って愛の告白が大好き。展開自体は陳腐だけれど、言い回しが良いから好き。 ヴァランシーの高慢で、親戚を見下す態度が気に入らない。悪人が悪人でしかないような描き方も好きじゃない。モンゴメリが優遇しているキャラクター(シシイ、ヴァランシー、バーニイとか)は人物描写がとっても上手いと感じるけど、嫌味な親戚とかの描写になると途端に気持ち悪いタイプのライトノベルみたいになってしまうのは嫌。 解説にあるとおり、普段のよくあるような情景をモンゴメリ語に言い換えてしまうのはとっても良かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
記憶が正しければ、10代の頃に読んで以来の再読。 ストーリー展開が秀逸で、きっと筆が走ってノリノリになったに 違いないという箇所がたくさん見受けられる。 モンゴメリらしいユーモアが詰め込まれた大人向けの小説である。 前半は主人公のヴァランシーが気の毒になるぐらい人の言いなりで、 暗くて陰気で悲観的なので読むのもイヤになってくる。 しかし頑張って読み進めていくと、ある事をきっかけにして ヴァランシーは「やっぱり私は自分に正直にいよう」と 突如自分を取り戻すのだ。 籠から解き放たれた鳥のように心を解き放った ヴァランシーは別人のように自由に物を言い、 思うがままに振る舞う。 自信に満ち溢れユーモアたっぷりに、これまでが嘘のように 生き生きする。自分らしさという唯一無二の魅力が全開になると 物語は俄然面白くなり、最後まで一気に読んでしまうのだ。 このヴァランシーのギャップは作者の狙いどころだと私は思う。 うんざりするような陰気な状況を描き続け、読者の我慢も限界 というところでヴァランシーを開放すると同時に 読者の心まで解き放って痛快な気分を味合わせてくれる。 物語に読者を繋ぎ止めることに成功するどころか虜にしてしまうのだ。 心の中に「青い城」という想像の世界を築いて、 そこにいる間だけは豊かで幸せを感じられるというのは 理解できる。ヴァランシーのような境遇にあればさもありなん。 けれど「青い城」は現実逃避の城でもあるのだ。 現実世界を「青い城」に変えられたらどんなに良いだろう。 それができるのは結局自分だけなのだ。 分かっているけれど踏み出すのは怖くてたまらない。 「恐れは原罪である」 その言葉に後押しされるように行動し、 ヴァランシーが他の何を差し置いてでも、 本当の自分自身であろうと決心し変わろうとする場面は 何度読んでも感動する。 その後は、本来の自分を取り戻したヴァランシーと 謎多きバーニーとのロマンスが描かれる。 うっとりしたりヤキモキしたり。 何度読んでも少女漫画的にロマンチックで良い。 しかし最後の展開には不服申し立てをしたい。 なんですか、あのお金が全てを良い方に解決するみたいな展開は! せっかくいい感じだったのに。 バーニーが百万長者だと知った後のヴァランシーの親族たちの 振る舞いがこれまた絵に描いたように浅ましい。 でもそのおかげで諸々の問題はすぐに解決するのだ。 こういうことは最初に読んだ10代の頃は気にならなかったが、 大人になって読むと何だか急に世俗的な感じがして幻滅してしまう。 私はバーニーはお金持ちの設定じゃなくても良かった。 お金など無くても十分に幸せになれる2人なのに。 でもバーニーにはそれが原因で苦しんだ過去があるわけだから、 恋愛を面白くするためには必要な設定だったと言えるのかも。 うーん、結局、モンゴメリの手腕に降伏するしかないということかな。 (え、もう降参?)
Posted by
赤毛のアンファンなのですが、なぜか今までアン以外を読んでいませんでした ストーリーは途中から予想できてしまったけど、モンゴメリらしい文章、楽しめました 他のも読んでみよう
Posted by