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フランス紀行 1787,1788&1789 叢書・ウニベルシタス118
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法政大学出版局 |
発売年月日 | 1983/07/29 |
JAN | 9784588001185 |
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フランス革命前後、3度にわたりフランスを視察したイギリス人農学者の日記形式の紀行文です。農学者という職業柄、仏の農業事情を調べる傍ら、旅先の出会い・各地の自然・風俗等細かに記録しています。 「ベルサイユのばら」が大好きなので、当時のフランスの状況など大変興味深かったです。 ヤングは、マリーアントワネットにも面会しており、その日会った中で一番の美人と語っています。ただ、女性に関する記述のほとんどがその貧しさから容姿を全く構っていられないことを表していました。ある農婦などはあまりにもやつれていて70くらいに見えたのに、まだ27歳だったとか! 貧乏は女性を老けさせるといいますが、あまりにもひどいなあと思いました。 当時のフランスの貧乏人は英国の貧乏人をはるかにしのぐ貧乏度だったとか。国民の大半が貧乏人で、ごく一部の王家や貴族が飛び切りの贅沢をしていたそうで、革命が起こるのもやむを得なかったのでしょう。 ヤングは旅の途中、貴族から庶民まで幅広い人と交流を持ちます。革命最中はブルジョアと間違えられて、あやうく殺されかけたりとスリル満点。混乱期でも旅を続け、貴重な資料を残してくれたヤングに敬意を表したくなる作品でした。 「ベルばら」好きな方には特におすすめの作品です。
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