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縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記 朝日C
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縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記 朝日C

のんた丸孝(著者)

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縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記 朝日C

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2016/03/18
JAN 9784022141897

縁距離な夫婦

¥330

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2019/01/31

アダルトチルドレンな奥さまとの接し方を模索する旦那様の20年日記だった。 夫婦のコミュニケーションの在り方も垣間見れ、躁うつ病?患者との接し方以外にも示唆に富んだ一冊。 各話ごとにあるコラムに、奥さまの思考のベースになってしまった問題の解説がついている。 そこでも奥さまのアダル...

アダルトチルドレンな奥さまとの接し方を模索する旦那様の20年日記だった。 夫婦のコミュニケーションの在り方も垣間見れ、躁うつ病?患者との接し方以外にも示唆に富んだ一冊。 各話ごとにあるコラムに、奥さまの思考のベースになってしまった問題の解説がついている。 そこでも奥さまのアダルトチルドレン傾向がご実家の問題――機能不全家族――にあることを指摘している。 奥様のご実家で介護することになるが、家族が一致団結する信頼が無いとできないと自宅介護は難しく、機能不全家族はなおさら無理だった。そんなことも浮き彫りになる。 奥様の不安が募り、助けを求めるネガティブな言葉の塊が、亡霊の塊のようになって旦那様に押し寄せる描写は的を得ている。それにほり、本来の感情を失った、拒絶した旦那さんの眼が四角く(◆)なり、まるでロボットのよう。そして言ってはいけない言葉を吐いてしまう。 奥様はおそらく「大丈夫だよ」「貴女はがんばっているよ」と言って欲しかったのだと思う。 ……そんなコミュニケーションノウハウを、当時の旦那様は知る由もないだろうし、仕事に逃げてしまう。 この旦那さんにも問題がある。 「共感する」コミュニケーションができないため、奥様を助けようとしているが、空振りに終わっている。 実は行為そのものよりも、相手が何を感じているかに着目しないと解決しない。(水谷緑『精神科ナースになったわけ』( https://booklog.jp/item/1/4781615287 )参照) 精神病院の通院を奥様ひとりにさせているため、奥様が薬を飲まず捨ててしまったり、カウンセリングに一緒に行くことを奥様一人の問題(自分に問題はないと思っている)と行かないでいるため、回復が遅れた気がする。何故なら対人関係――家族――の問題なのだから、同席した方がよかった。 本の最後でそのことに気づくのだが…… それでも離婚せず、別居という形をとりながらも連絡は怠らない。毛布を買って渡すというケア行為は、実は信頼を築く一つの方法だった。 『縁距離』というタイトルが秀逸だった。その分、サブタイトルが惜しい気がする。 別サイトの書評で「奥さんは躁うつ病ではない」という意見が散見されたが、読んでみると躁状態の描写が無かったためのようだった。 奥様に躁状態があったかは、このコミックから判断できない。 丁度、併読していた『やさしい精神医学入門』( https://booklog.jp/item/1/4047034738 )にて、医療としての治療は薬物治療が基本だとの事。また病名の判断が難しい場合、薬を処方するにあたりある程度該当する?と判断した病名が採用されているのかも知れない。一昔前は「アダルトチルドレン」というと、大人になれない子供じみた人という誤解があったため、それを回避する意図もありそう。 結局、奥様は実のご両親と関係を改善(対決も修復も)出来ず、ご両親が他界してしまう。 できれば、それ故に、両親のイメージを心の中で改善するかあきらめるかできて、旦那さんとの関係で癒されることを切に願う。

Posted by ブクログ

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