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唾棄すべき男 角川文庫
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唾棄すべき男 角川文庫

マイ・シューヴァル(著者), ペール・ヴァールー(著者), 高見浩(訳者)

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唾棄すべき男 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1982/11/30
JAN 9784042520078

唾棄すべき男

¥550

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2023/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

珍しく少し納得のいかない形で終わった。 犯人のニーマンに対する憎しみはわかったが、ニーマンの表の顔と裏の顔について、もう少し深く書いてほしかった。

Posted by ブクログ

2022/01/09

刑事マルティン・ベックシリーズ第7作。 銃剣で腹部を刺され、喉を切り裂かれて殺されたのは、主任警部ニーマンだった。コルベリによれば「唾棄すべき男」。 警官としては市民にも部下にも酷薄な振る舞いに及び恨みも多く買っていたが、家庭では良き夫で父という一面も持っていた。 ベックとルンは...

刑事マルティン・ベックシリーズ第7作。 銃剣で腹部を刺され、喉を切り裂かれて殺されたのは、主任警部ニーマンだった。コルベリによれば「唾棄すべき男」。 警官としては市民にも部下にも酷薄な振る舞いに及び恨みも多く買っていたが、家庭では良き夫で父という一面も持っていた。 ベックとルンは睡眠不足と闘いながら、ニーマンに恨みを抱く人物を探し始めた。 警察組織という存在が持つ、陰の部分に焦点を当てた作品。 1970年代初めのスウェーデンが抱えていた社会問題が浮き彫りにされる。

Posted by ブクログ

2013/08/13

被害者も加害者も、そして捜査にあたる人間もすべてことごとく〝警官〟ばかりという徹底ぶり。それも当然、警察という〝組織〟こそが、ここでの主役なのだから。シューヴァル=ヴァールー夫妻が、〝警察小説〟という形式によって10年の歳月をかけて現代社会を描きつくそうと挑んだモニュメンタルな作...

被害者も加害者も、そして捜査にあたる人間もすべてことごとく〝警官〟ばかりという徹底ぶり。それも当然、警察という〝組織〟こそが、ここでの主役なのだから。シューヴァル=ヴァールー夫妻が、〝警察小説〟という形式によって10年の歳月をかけて現代社会を描きつくそうと挑んだモニュメンタルな作品であるこの〝刑事マルティン・ベック〟シリーズもこれで第7弾である。 組織とそこに属す人間が、個と公(©アアルトコーヒーの庄野さん)のはざまで見せるさまざまな顔。職務上、自我を抑圧することが求められる日々ゆえ、ときにはほんとうの自分の顔すらわからなくなってしまうようなことさえある彼ら。無関心はまた、そんな爆発しそうな自我を押さえ込むためのいってみれば〝処世術〟ともいえる。公>個の日本では、同じように組織を描けば硬派な社会派ドラマになるが、個>公、あるいは個と公がおなじレベルで拮抗しているスウェーデンでは、組織を描いてもけっきょくは泥臭い人間ドラマになるのが面白い。そのちがいが興味深い。 ちょっとした会話やふるまいから、水と油と思われていたコルベリとラーソンのあいだの関係に変化の兆しが窺われるのがうれしいところ。これは続刊でのお楽しみ。いつになくド派手な展開ゆえ、映画化に際してこの作品が選ばれたのも納得!? でも、ラストはそこで終わっちゃって本当にいいの?!

Posted by ブクログ

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