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絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服 ポプラ新書086
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絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服 ポプラ新書086

岡田尊司(著者), 咲セリ(著者)

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絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服 ポプラ新書086

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2016/03/01
JAN 9784591149478

絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服

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商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2024/01/03

どうしても100を求めてしまう。完璧を求めてしまう。100じゃないと意味がないみたいな部分がね、調子が悪い時ほど多かったかもしれませんね。さっきも10点でいいっておっしゃってましたけど、だんだん小さな満足に喜びを感じられるようになっていくんですね。 不思議と料理とかを楽しめるよ...

どうしても100を求めてしまう。完璧を求めてしまう。100じゃないと意味がないみたいな部分がね、調子が悪い時ほど多かったかもしれませんね。さっきも10点でいいっておっしゃってましたけど、だんだん小さな満足に喜びを感じられるようになっていくんですね。 不思議と料理とかを楽しめるようにならとね、健康的になっていく。やっぱりまだ不安定な間はね、買い物に行くとか、どこかへ遊びに行くとか、ぱーっとするような非日常をやらないと、やったような気がしないもんなんですね。でもだんだん回復するにつれて、そういう小さなことでも満たされていくようになる。 今、メンタルヘルスのブログって何万件とある。みなさん自分の自傷を載せてたりとか、過食の方は今日これだけ食べましたっていうのを載せていたり。そういうふうに、外に闇を開いていく時代になったんだなぁって思って、そこには新しい可能性もある。自分一人で悩まなくてもいい時代になったのは、すごくいいことだと思います。ただ、それがあまりアイデンティティになりすぎると次のステップに移っていけない場合もあるかもしれませんから、やはりそこは通過点であってほしいですね。 病人の役割みたいなものを引き受けてしまって、いつのまにかほんとうの自分じゃなくなり、役割に支配されるとしたら、それはいけない。 緊急避難的にネット上の関係で自分を支えることも時には必要だと思いますけども、やはり次の段階に進んでほしいですね。ほんとうに自分を取り戻すためには、やはり現実の中でつながれる人を見つけていく必要がありますね。 50点でずっと満たすよりは、あるときは100パーセント満たして、でもほかのときは30パーセントでがまんしましょうね、と。たとえば、休みの日はとにかく一緒に過ごそうねとか、この時間は必ず電話をしようねとか、ある程度メリハリあるルールを作るわけです。まあそれでも、色々言って時間を伸ばそうとするかもしれませんが、そこはお互いに問題を共有してね、一緒に過ごせるときに、一緒に楽しむ。そこで満足するっていうのが課題の一つだから、一緒にがんばろうねと。できるだけそこを拒否するんでなくてふたりのためにルールを守ろうと。もっと話を聞いてあげたいけど、自分で支える力をつけていくためにルールを守ろうとする。だから一方ではできるだけ親密な関係になって父母代わりに満たしてあげることも大切なのだけれど、同時にだんだんと自分自身で立っていけるような力も育てていく必要もある。 誰の助けもなく一人で乗り越えてという形で克服すると、どうしてもそういうことを次の世代にも引きずりやすいんですね。自分が強くなって、誰にも期待しない、というような方もいますよね。でも、そういう場合はまた同じことを子供にも強要してしまうんですね。本音を言わせない、私は頑張ってきた、だからあなただって頑張りなさい、みたいな。 人と人との繋がりの中で、支えられたり、守られたり、甘えたり、甘えさせたり、つながって成長していっていいんだよ、ということですよね。 そのほうがやっぱり幸福じゃないでしょうか。そういう優しさの中で温かく回復できた人は、やはり周囲の人や子供にも温かく接しやすいんじゃないでしょうかね。だから、ひとりで回復しなきゃいけないことにならないように、やっぱり社会が努力していかなければいけないんだと思いますね。

Posted by ブクログ

2017/10/22

本来の医学は、病の症状の根底にある原因を突き止め、そこを改善しなければならない。ところが、昨今は原因が分からなくても、症状に対して薬を処方すれば、症状だけは改善してしまう。不眠や不安、うつといった症状は、とりあえず薬によって改善することが可能なのだ。すなわち、症状は改善しても、そ...

本来の医学は、病の症状の根底にある原因を突き止め、そこを改善しなければならない。ところが、昨今は原因が分からなくても、症状に対して薬を処方すれば、症状だけは改善してしまう。不眠や不安、うつといった症状は、とりあえず薬によって改善することが可能なのだ。すなわち、症状は改善しても、そもそも症状を引き起こしていた原因には手当はされていない。最終的な結果である症状だけを見て、そこだけに対症療法が施されるということが当たり前になっている。 境界性パーソナリティ障害は、一種の愛着障害。それを改善することによって、薬ではどうにもならなかったようなケースも、改善が得られたりする。愛着障害は言い換えれば「絆の病」。境界性パーソナリティ障害は、不安定な絆しかもてなかった人が、確かな絆を手に入れようとして必死にもがいている姿そのもの。症状だけを薬で止めてしまうことは、その回復の機会を奪うだけでなく、薬物依存といった、もっと厄介な問題を引き起こすことになりかねない。 薬を飲めば飲むほど、どんどん状況が悪化することも多い。症状を追いかけていたのでは、木を見て森を見ずになってしまう。結局、大本で何が起きているのかを、トータルで見る視点こそが必要なのだ。

Posted by ブクログ

2017/10/05

■「失感情症」とは自分の感覚に対して感じるのをやめてしまうこと。 ・子どもの頃に過酷な体験をすることが一つの原因になると言われている

Posted by ブクログ

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