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現代詩人探偵 ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/03/01 |
JAN | 9784488017903 |
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現代詩人探偵
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商品レビュー
3.5
23件のお客様レビュー
「第一章」 残された人々。 何故こんなにも当時あったメンバーが減ってしまったのか、共通点は詩しかないが答えは見つかるのだろうか。 「第二章」 忘れたいもの。 こんな風に取り残されてしまったら、誰だって二度と想い出話としてすら語ることすら拒絶したくなるだろう。 「第三章」 心と...
「第一章」 残された人々。 何故こんなにも当時あったメンバーが減ってしまったのか、共通点は詩しかないが答えは見つかるのだろうか。 「第二章」 忘れたいもの。 こんな風に取り残されてしまったら、誰だって二度と想い出話としてすら語ることすら拒絶したくなるだろう。 「第三章」 心と体は違い。 考えたくもない仮説ではあるだろうが、もしも言い合いの内容が答えだったのであれば悲しい結末になったな。 「第四章」 一人だけ違う。 死因は知らされていたとしても、それ以外の情報を地道に集め続けたからこそ気付いてしまった答えなのかも。 「第五章」 偽物の探偵は。 連絡を取り合っていなかったのであれば、実際に何が苦だったのかなんて想像でしか考える事が出来ないよな。
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SNSのコミュニティ「現代詩人卵の会」のオフ会に集まった9人。10年後の再会を約束し集まった時に、その半数が既に亡くなっていることを知る。 彼らは何故死ぬことになったのか。詩は彼らの死に関与するのか。そして何故詩を書くのか。 詩を書くことに疑問を抱くようなっていた僕は、彼らの死に...
SNSのコミュニティ「現代詩人卵の会」のオフ会に集まった9人。10年後の再会を約束し集まった時に、その半数が既に亡くなっていることを知る。 彼らは何故死ぬことになったのか。詩は彼らの死に関与するのか。そして何故詩を書くのか。 詩を書くことに疑問を抱くようなっていた僕は、彼らの死について調べることにした。 全編に「何故」という思いが満ちた物語。その「何故」がミステリとしての骨格を持ちながら、詩に対峙する僕の心情に影響を与える。 詩人の死は自死、変死が重なり、遺された親しい人たちに話を伺い真実をさらけ出すことは、新たなキズを生み出すことにもなる。それでも僕は知りたいと思う。 何故そこまで知りたいと思うのか。これもまた物語の骨格となり、終盤ミステリ的な意味も持つ。ミステリらしくない物語であり、驚愕の仕掛けや壮大なカタルシスがあるのでもない。それでもこれはミステリでしか書き得なかった物語でしょう。 暗く重く陰鬱な印象が強いのに、引き込まれて読み進めてしまう。そんな作品でした。
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金沢でこの本を見つけました。作者さんの地元なんですね。詩と死で韻を踏んでいるような物語で、重い場面が多かったように思います。けれど、詩を書くことを題材にしているので、言葉との向き合い方、言葉に対する想いみたいなところで共感できる部分もありました。面白かったです。
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