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朝焼け富士 山手樹一郎長編時代小説全集 18 春陽文庫18
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 1979/05/25 |
JAN | 9784394101185 |
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朝焼け富士
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鍵屋定兵衛という豪商の屋敷に、「姫」と呼ばれる頭巾をかぶった女頭領を中心とする盗賊団が押し込み、三千両をうばっていきます。そこへ偶然、「足柄金太郎」という変名をつかう浪人が現われ、女盗賊と出くわします。金太郎の正体は伊勢平九郎といい、将軍の落胤の多喜姫という婚約者がいました。 ...
鍵屋定兵衛という豪商の屋敷に、「姫」と呼ばれる頭巾をかぶった女頭領を中心とする盗賊団が押し込み、三千両をうばっていきます。そこへ偶然、「足柄金太郎」という変名をつかう浪人が現われ、女盗賊と出くわします。金太郎の正体は伊勢平九郎といい、将軍の落胤の多喜姫という婚約者がいました。 鍵屋は、かつて飢饉のさいに不正な手段で儲けを得ており、そのバックには鳥居庸三がいました。彼らの犠牲となった杉元仁左エ門は入牢させられます。その後、金太郎は杉元のもとをおとずれ、そこでお姫強盗と再会することになります。 一方で金太郎は、「おたいこ松」と呼ばれる盗人と知りあいます。松は、お滝という船宿の女主人から、金太郎に会わせてほしいと依頼を受けます。お滝はしだいに金太郎に魅かれていきますが、彼女の背後には黒頭巾という謎の男がおり、金太郎は彼にたすけられながらも、お滝を危険にさらすことになります。 多喜姫が金太郎の正体を知り彼を愛するようになってから心の弱さがめだつようになるのは、時代を考えればしかたがないものの、キャラクター造形が現代的なだけに、いまの読者にはすこし残念に感じられるかもしれません。
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