人工超知能が人類を超える シンギュラリティ その先にある未来

台場時生(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社
• 発売年月日: 2016/02/01
• JAN: 9784534053602

商品レビュー

2017/06/25

■要約
自分で決めたという錯覚
　指を動かそうと思った時に、意識より0.3秒前段階で脳は既に動く準備を始めている
　意識はその決定を近くしただけ
　意識はあたかも自分が決めたかのように錯覚している
クオリアの集まりが「意識」
　クオリア不在の人間を哲学では、ゾンビと呼ぶ
幸福とは個人が基準点をどこに置くか
　ケーキが半分もある
　ケーキが半分しかない
　※感謝する習慣を作ればすぐにでも幸福になれる
生きる目的
　自己達成
　他社貢献
　課題解決
　承認・称賛
　交流・コミュニケーション
　嗜好
　日常
　提示・信念
愛について
　種の保存は生物外的な仕組み
　無償の愛は、生物進化に伴って派生した愛の亜種

2016/10/24

2016/10/09
移動中

少し前の本に流行のワードを加味した形。シンギュラリティと言うよりも人の起源なんて方に寄っている。

2016/03/21

Q 人工知能って最近よく聞くけど
人工知能にも種類がある
ANI 特化型人工知能→特定の仕事をするために作られた
AGI 汎用人工知能→ 人間と同程度の知能をもつ
ASI 人口超知能→シンギュラリティ後の知能、全知全能
普段見聞きするのはANI

Q シンギュラリティって何？
技術的特異点
科学技術が予測出来ないほどの速さで進化し始める時点
一度抜かれると絶対に追いつけない

★生物進化のモデルケース
生物学的進化（知能、言葉、手の獲得）
→科学技術的進化（農業革命、産業革命、情報革命、ロボット革命、宇宙進出、生命革命）
→非生物的進化（意識の解明、宇宙の解明）→全知全能

Q シンギュラリティって本当にくるの？
2045年頃に来るという科学者もいる（2045年問題）

Qきたらどうなるの？
ロボットに滅ぼされるの？
色々な説がある
肯定派（人間にとって良い事）
否定派（ロボットに滅ぼされる）
慎重派（コントロール出来れば悪くない）

Q ロボットに意識はあるの？
まず意識とは何か？が難しい
誰もいない部屋に自動演奏のピアノが鳴っていても
その部屋に人が居なければ
あるのは空気の震えだけで音自体は存在しない
ロボットがそのクオリアを感じる事が出来るか
証明はとても難しい

Q 人工知能が進化すると仕事が無くなってしまう？
新しい仕事も増えるが、減る方が圧倒的に多いだろう

Q 仕事が無くなって貧しくなるの？
ロボットに仕事をさせれば働かずに生きていける
究極は全員働かずに暮らせる、ベーシックインカムのみで

Q 働かなくていいなんて幸せな未来？
そうでもない
幸せとは何か？ 幸福＝現状ー幸福のゼロ点 とすると
すでにゼロ点が幸せな状態であればそこから新たな幸せを感じなくなるかもしれない
シンギュラリティ後最終的には制約がなくなり完全に安定した世界
という事は幸せすらなくなる可能性がある 幸不幸は光と影の関係

Q 人間は何のためにそこまで進化するの？
進化とは「制約の解除」とすると止める事は難しい

Q みんなそんな未来を望んでいるの？
正解はない 人の好み
永遠の命を選ぶ人もいれば、限りある命を選ぶ人いる
全知全能を欲しがる人もいれば、幸せのために制約のある世界を選ぶ人も
Q 共存できる？
今の時代もアフリカ原住民やアメリカのアーミッシュと呼ばれるキリスト教徒など

Q 宇宙っていつ出来たの？
138億年前
宇宙を一年で例えると地球ができたのは9月1日頃
地球に生命誕生は9月17日頃
人類誕生は12月31日の午後11:52
自分たちの一生は0.18秒

Q 何で138億年ってわかるの？
宇宙は無から始まって広がっているの？どうしてわかるの？
光の波長の観察によって （長 赤→橙→黄→緑→青→藍→紫 短）
近づく＝黄色→青
遠のく＝黄色→赤 というように

まとめ
シンギュラリティは早かれ遅かれ必ず来る
シンギュラリティ後の世界の在り方に正解はない
未来を予想するのではなく、デザインしていこう